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過去の世界へ
官能リレー小説 - SF

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過去の世界へ 4


「実は、明日の昼、外山君と会う約束をしていて…」

 美雪はタオルを巻いた状態で、下を向いて、そう言った。

「なんだって?!」
「…違うの、違うの!ヒロトのことで、相談したいことが、あって…」

 やっぱり、なにか、不満に思って、僕に言えないことが、あるのだろうか…
 どうしたらいいだろう…僕は気を落ち着かせた。
「就職の事とか。」
(え?まあ、バイトはときどきしてるけど仕事のことはまだ考えてなかったな。)
美雪は教師になるのが夢だったけど、僕は何も決まってなかった。

「この話はもう終わり!!早くやろ!!」
そして、美雪にベットに押し倒されてキスされた。


 タイムスリップ前の体なら、気になることがある状態で、勃ったりはしなかっただろう。

 しかし、もう僕は、やりたい盛りの若い体に戻っていた。気持ちとは裏腹に、僕の体は、正直に反応した。

 美雪は自らバスタオルを取った。

「ヒロト、好き!」

 美雪はキスを繰り返し、僕の上着のボタンをはずし、速やかにズボンのチャックを下げていった。
遅刻しかけて走って来た上、まだシャワーを浴びていない僕のそれは多少匂うだろう。
しかも唐突に脱がされたせいか、勃起状態でもまだ雁首辺りに少し皮が引っかかっている。
それを美雪はさも自然な事の様に、根本近くを軽く摘み僕の亀頭を完全露出させた。
こうした事を全く気にしない辺りは、前に付き合っていたという見た目は優等生な男の植え付けた手癖か。
何かと回りくどい弁護士口調の挑発で揚げ足を取りにくる、あの胡散臭い男もたぶん包茎だったのだろう。

そして美雪は濡れた髪をかきあげるなり、たどたどしい仕草でフ○ラチオを始めた。
正直あまり上手ではなく歯を当てないようにするのが精一杯、どちらかと言えばその健気さに情欲をそそられる。

 それに、この体の僕にとっては、単にしばらくぶりの感覚のはずだが、中身の僕としては、リアルの女子大生に舐めてもらう感覚なんてもう忘れかけた昔のことだ。

「美雪〜気持ちいい…ありがとう…」

「はひ?」

 美雪は、しゃぶりながら、不思議そうに応じた。

 そのうち、美雪の舌が僕の先っぽを確実にとらえるようになった。

「ああっ…美雪…」

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