処女搾乳物語〜their daily life〜 15
しかし、この小型宇宙船が秀憲達に大騒動を巻き起こすとは誰も知る由も無かった。
その後秀憲は残りの仕事を片付けるべく、乳舎に戻っていった。
同時刻、フィーナの執務室
「ご無沙汰しております、フィーナ様。お元気そうで何よりでございます」
「お会いしたかったです、フィーナ御姉さま・・・」
二人の乳族がフィーナと向かい合って話していた。
「ミーネ・ラーサ、久しぶりね。そろそろ来る頃だと思っていたわ。」
フィーナはミーネとラーサの二人を温かく出迎えるのであった。
ミーネとラーサ、この二人の乳族はフィーナたちの実家で秘書兼お手伝いさんとして働いている女性達である。二人とも母星ライラファースでフィーナの通っていたカレッジの後輩に当たる
「それで、来た理由はやっぱり…」
少し淀むようにフィーナが言う
「はい、お姉様方の結婚についてお聞き致しまして、御当主様が是非一度帰ってこいと…」
ラーサが言う
「それに近々アニシスが始るから丁度良いと仰ってました。他にも、御亭主の秀憲様と御会いするのを楽しみにしていました。とてもお優しい人だとお聞きしました、所で御亭主の秀憲様はお仕事中ですか?」
ミーネが言うのであった。