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処女搾乳物語〜their daily life〜
官能リレー小説 - SF

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処女搾乳物語〜their daily life〜 118

説明からすれば赤外線の暗視装置みたいなものであろう
(ふ〜ん、深海魚でもいるんかね?)

めがねをかける秀憲。これは余談だが、深海の高い水圧の中で生きている深海魚(地球の話です)は元々くらい海で生きているため暗い水槽の中で飼育することが多いらしい。

「さて…何が見えることや―

秀憲は絶句した。皆さんは山の中で熊とばったり出会った経験はあるだろうか?もしくは猪や野犬でもいい。あの、襲う気満々の状態の動物にである。

そのような経験をした人ならば分かるかもしれない。暗視ゴーグルで水槽を見た秀憲。秀憲の目に映ったのは…目だった。


巨大な瞳と目が合う秀憲。明らかに今までに秀憲が生きてきたうえで見たことのある生き物ではない。どこか生命感の無いような、近い生き物で言えばサメに近いがやはりそれとも違う。

「りりりりりりりり、リーナ…ここ、っここりゃ…」
もはや言葉になっていない秀憲。

「お〜!やるじゃん秀憲!立ってるだけで凄いよ!初めてこれ見た人大体腰を抜かすか、漏らすか、泣き叫ぶかのどれかだもん!」


そういうリーナも水槽を見ようとしていない。

「え〜と、秀憲の見てる水槽にいるのは『ダンクルオステウス』ね。ここは絶滅した海洋生物を復元したコーナーなのよ…って秀憲、今更だけど大丈夫?」


一応気遣うあたりがいじらしい(?)

「あ〜、あ〜、うん、何それ?ライラフォース特有の生物?明らかに異常な姿だぜ?…これ。ガラス突き破ってこないよな?」

乳族の技術をも少し心配してしまう秀憲。問題はないのだが…
ちなみに、ダンクルオステウスはかつて地球上にも存在した板皮類という種に属するサメの先祖のような魚で、地球の歴史で約4億年前に栄えたものである。体長は5〜10mほどだが、ライラフォースのソレはゆうに20mは在りそうだ。


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