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触蟲蝕物 〜陵辱の惑星侵略〜
官能リレー小説 - SF

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触蟲蝕物 〜陵辱の惑星侵略〜 4


「ふぅー、なんとか出来たのか?」
「よし、変化完了だ!」

体中から力が湧くのを感じる。
確かにこの力なら女を運び出すのは簡単かも知れない。

「それじゃあ、私は上で車を探して来るは、あと宜しくね」

双葉はそう言い残すと、穴を蹴り上がり地上へ出て行った。
それと共に上空で待機していた、宇宙船は姿を消した。

「さぁて、運ぶとするか」

両脇に2人づつ抱えると立ち上がり、地上を見上げる、足に力を加えると一気にジャンプする。
あっという間に地上に到達する。

「凄い…一瞬かよ」

少し、よろめきながらも着地した俺は、驚きの声が漏れた。

「こっちよ」

地上に出た俺に、双葉が声を掛けて来る。
その横には、町中を走るバスが止まっていた。

「これなら、みんな乗せられるでしょ、壊れて無いのがすぐ見つかって、良かったわ!
それと、最寄りの無事な避難所の情報も仲間から貰えたわ!
みんな運び終わったら、そこへ向かいましょ」


※※※※※※※※※※

慣れないバスの運転に、苦戦しながら、俺達は避難所を目指す。
二葉の受信した情報によると、避難所はショッピングモールの跡地を利用して隠れ住んでいるらしい。
目的地を俺に教えると、二葉は休むと言い、他の女達に混ざり眠りについた。
バルクが言うには、変身の負荷に女の体力では長時間は保たず、解除後も休息が必要だとの事だ。
放置された車両や路面の損傷を回避しながら進む事、数時間目的の建物が見えて来た。

「ここか…」
建物入口脇にバスを停める
「むっ…誰か出てくるぞ」
バルクが気配を察し知らせる
身構え様子を伺う
やがて建物の中から人影が見えくる
「友好的ならいいんだけどな…」
徐々に姿がはっきりしてくる人影を見ながらそんな事を思う
「…どこから逃げて来た人ですか?」
人影が俺達に質問する、その声は予想外に幼い少女の声だった
「池袋の地下だ、奴らに襲われて消耗してる女がいるんだ。
手当てしてくれないか」
「……分かったわ、人を呼んでくる。」
人影の少女は少し考えた後、応援を呼びに奥へ戻って行った。
「ああ、そうだ。わしの事は他の人間には内緒にしておいてくれよ。
無論、二葉の中のアイツの事もな」
バルクが警告してくる。
「面倒事は嫌だからな、分かったよ」
バルクと話しをしていると建物の奥から数人の人が出てくるのが見えた。

先ほどの少女と見られる人物と六人の男性、手には担架を持っていた。
その内の一人の男が声を掛けてきた。

「お前か、避難して来たと言うのは。
よく、無事だったな、歓迎しよう。
もうすぐ日が暮れる、夜になると蟲共が活発になるその前に片付けたい、お前も手伝ってくれ」
「ありがとう、では、さっそく俺も手伝おう」

バスの扉を開くと男たちは担架を持ちぞろぞろ入ってきた。

「……こんなに助けたのか!?凄いなお前」

バスの中で寝ている女の量を見て、男の1人が驚きの声を上げる。

「あっ……ああ、手伝ってくれた……人が、居たから……な」

迂闊だった1人でこれだけの人数の女を助けたは、いくら何でも不自然すぎる。
咄嗟に曖昧な返事をしてしまったが大丈夫だろうか?

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