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パラレルワールド
官能リレー小説 - SF

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パラレルワールド 4

 18歳になるちょっと前、私は国防協力隊に行くにあたって、地元の医療系での貢献を志願しました。引っ越したくなかったし、医療系は興味あったので。
 志願は認められて、私は市内の看護専門学校に二年間学費免除で通う、という比較的おいしい任務に就きました。
 協力隊のルールによって高校に通いながら看護専門学校に掛け持ちする日々。その中で手塚先生にお世話になりました。
 そして、手塚先生の力で、勤め先もここに。
18歳の頃の私
「えっ。手塚先生の家に居候するんですか?」
「僕の家のほうが何かと都合がいいと思うよ。学校に近いし、いろいろと教えてあげられるよ。」
「でも、弟がまだ小さいから。」
「弟さんは親戚の家に預ければいい。」

翌日、必要な荷物だけ持って手塚先生の家に居候することにしました。
「今日からよろしくお願いします。」
「こちらこそよろしく。荷物はそれだけ?少ないんだね」
「はい。よく言われます。」
「まあ、上がってくつろぎなよ。いきなりセックスしようなんて言わないからさ。」
 “手を出さないよ、と言って、言葉通り手を出さない男はいない” とか、よく女性向けマンガとかに書いてありますよね。だから、これは、セックスするんだ、って宣言したんだ、って暗い気持ちになりました。協力隊の上官たる手塚先生から要請されれば、もちろん断ることなんてできません。

 
【再びかずき視点】
 僕は優愛さんと腕を組んで歩いた。
 「おはよう!」
 僕と同じ制服を着た男が僕たちに言い、優愛さんの胸に触れて、僕たちを追い越していった。
 「ねえ、覚えてないかもだけど、かずき君、こっちの手、お尻に置いてもらっていたんだ」
 そう聞いて、僕はそうした。暖かく、柔らかい、感触。
 「これで、後ろから来てお尻触っていく人はいなくなる」
 その後、二人くらいが優愛さんの胸に触れていったが、確かにこうしていると優愛さんのお尻に触れようとする人はいなかった。

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