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僕はロボットのパイロット
官能リレー小説 - SF

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僕はロボットのパイロット 7


すると、レナからの通信が入って、
「ところでアルメスは大丈夫なの?」
「ね、姉さん。」
「無事で良かったと言いたいところだけど・・・」
「ど、どうしたのかな?」

突然、基地のあちこちが爆発し始め、
「ま、まさか、基地の自爆装置が・・・」
自爆を知らされず脱出し損ねたらしい、虫やら草やら獣やらの姿をした敵兵達がこちらへ向かって来る。
捨て駒扱いにブチギれ一緒に脱出しよう的な交渉の余地もなく、何かもうヤケッパチで機関銃やら光線銃やらバズーカやらブッ放して来る。

こちら潜入部隊は文字通り正面切った戦いは不向き、改造人間やサイボーグの類もいるが僕らと違って不死身ではない。
不死身だって救出まで生き埋め地獄、どうする?

「私『達』は死なない身体です!私と『孝太』が盾になれば強行突破できます!行きましょう!」

アルメスの無茶振りにツッコむ間もなく僕は常に隊列の最前列確定。
ロボット狙撃兵に撃たれ宇宙剣豪に斬られ、バイオモンスターに首をマミられ、再生した所を防衛システムのプラズマで蒸発、また再生を繰り返しそして…。



「今でも思い出すと・・・」
あれから僕は行きと同じようにアルメスと共にロボットでエイチから帰ってきたのだが、
アルメスはどういう訳か知らないが、留学生って事で僕と同じ中学に通うようになり、
「孝太の読んでいた本だとここでの英雄は普段は冴えないみたいですね。」


敵のアジトから脱出してから数日後、アルメスと結婚した。エイチでは結婚するときの年齢制限はないそうだ。
そして、なぜかレナも一緒に地球で暮らすことになった。
もう、何も起こらないと思っていたけど・・・。

「エイチとは別のとこを攻める事にしよう。」
「エイチと違って住んでいる連中が低レベルなのが多くて、そこそこ環境も良いとこがありますが。」

そう、エイチを襲った連中がやって来たのだ。
しかもエイチのように力押しで攻めたりしないので、
どうしても後手に回りがちで、

「全く、これは長丁場になりそうだな。」

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