PiPi's World 投稿小説

僕はロボットのパイロット
官能リレー小説 - SF

の最初へ
 4
 6
の最後へ

僕はロボットのパイロット 6

「救出作戦は室内戦も想定されるから、準備が済むまでの間に個人装備の操作だけでも覚えて。」
と言ってレナは近くにあったロッカーから武器や通信機の様な装備一式をテーブルに並べた。
僕にとっては当然のごとく日本刀と良く似た武器を手に取ろうとした所、レナは問答無用で僕の右腕を絞り上げるなり親指をブチ折った。
またも不条理な暴力、激痛に転げ回る僕の頭上からレナの声が降って来た。

「地球人のごく一部には、剣で何でも解決する非合理な迷信があるみたいだけど、ちゃんと状況に応じて使い分けるのよ。」

しかも僕自身を否定したァアアア?僕の存在意義(中二病)を全面否定ィイイイ!

「仲間のほとんどは常人、貴方が格好良く戦って満足すれば済む訳じゃないの。」
「わわわ…わかったから…。」

僕の親指の粉砕解放骨折は数十秒で再生が終わった。
幾らこうした不死身の再生能力や超人的な体力があっても痛いモンは痛い、と叩き込まれた気がする。

とりあえずあの白いロボットがなければ今の僕はただ不死身なだけの超人、そもそも何のプロフェッショナルでもないのだ。

「最低限、操作だけは覚えてね?」

銃は日本刀に劣る事が決定的に証明されている、と僕は断言できる異論は認めない。
だから話半分にハイハイ聞き流したら今度は両耳を千切られたので(再生してから)真面目に教わる事にした。
アーマー的なマグナムの銃?以外にも爆弾や通信機に携帯レーダーの様なモノetc。

待ってました肝心の日本刀に関しては、どうせ武道やってないでしょ肉体能力に任せてブン回しなさいと素敵なご高説を賜った、畜生反論できねぇ。


「潜入部隊の報告によると、敵の兵力は分散しているようで今なら我々の兵力でも大丈夫かと。」
2日後、アルメス救出及び敵の掃討作戦が実行に移され、
「妹に何かあったら、承知しないわよ。」
「わ、分かってます。」
敵のアジトの地下3階、
レナは仲間と一緒に囮になってザコ敵たちをひきつけている間に、僕が1人でアルメスを助けに行く作戦だ。
そして無数の触手に巻きつかれて壁にはりつけにされているアルメスをあっさり見つけることができた。
どうやら眠っているみたいだった。
(無傷みたいだけど、なんかエロい服を着せられてるよ。何かの罠か?)

試しに石を投げてみると、石に向かって針のようなものが飛び出してきて、
「こういう仕掛けになっているのか。そうだ、暗視ゴーグルで・・・」

ゴーグルを掛けてみると、あちこちに罠が仕掛けられているのが一目で分かり、
罠に引っかからないようにアルメスに近づいていくと、
「こ、孝太、助けに来てくれたのね。」

触手をナイフで切ってアルメスを助けると、
「さあ、早く逃げよう。」

SNSでこの小説を紹介

SFの他のリレー小説

こちらから小説を探す