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僕はロボットのパイロット
官能リレー小説 - SF

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僕はロボットのパイロット 17


するとレナが、
「アルメス、ミーナ、誰が遊んでいて良いと言いましたか?」
「ご、ごめんなさい」
「それにしても、瞬君は自分を上手く制御してきたけど、咄嗟の判断とかは孝太の方が一枚上手ね」

孝太と瞬がロボットから降りてくると、
「瞬、大丈夫?」
「ミ、ミーナ、ちょっと目を回しただけだから・・・」
瞬くんが元のショタキャラに戻ってゆく。
さっきまでファックしてやるぜベイビーだの、卑猥な罵声やイカレた絶叫をまき散らしていたパイロットとは全くの別人だ。

単純に白い機体やアップグレートとの適正だけでなく年齢的な問題で負担も大きいのだろう、彼の稼働限界時間も短い。
そうした都合僕以外、瞬くんを含めた他の白い機体適任者達の大半は複数で組む必要がある。

複数ある白い機体の中で、瞬くんと僕の機体はレーザーかプラズマか武装以外全く同スペック、適正ひとつで差は大きい。

参考までレナにレーザーもプラズマもビームじゃないか、と宇宙基準の事を聞いたらググれカスと地球式で罵られたが、僕の方が格上という辺りだけは理解した。


「ミーナ、瞬君って・・・」
レーザーとプラズマの違いは後で良いので、ミーナに瞬君の性格が変化する事について尋ねてみると、
「私もはっきりこうだと断定できないけど・・・瞬って小さい頃に酷い苛めにあったらしくて」
「そ、そうだったなのか」

今回は何とか自分で調整できたみたいだけど、
「あなたとアルメスさんに出来たら相談しておきたいなと思っていたところなんです」
アルメスは姉のように慕っているから分かるけど、
「急にそんな事言われてもな・・・」

しばらくして目を回していた瞬が意識を取り戻して、
「あ、あの前々から本当に自分の事が・・・」
どうやら瞬もロボットに搭乗すると自分の性格が変貌する事に悩んでいるようで、
「この間だって孝太さんにはだいぶ迷惑をかけてしまって・・・」

そんな瞬に孝太は、
「そ、そんなに自分を追い込まそうとすると、却って良くないと思うけど」

だいぶ汗をかいたのでシャワーでも浴びようと誘ってみると、
「は、はい」

強化服を脱いでシャワーを浴びようとすると、
それぞれ中肉中背になった中学生と少し体が引き締まってきた小学生へと変わるのだが、
「あの、さっきの続きですけど・・・」
だいぶ前の事らしいのだが、以前訓練の最中にミーナを負傷させてしまった事があり、
「幸い大した事にならずに済んだけど・・・」
「そうか。そんな事が・・・」

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