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僕はロボットのパイロット
官能リレー小説 - SF

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僕はロボットのパイロット 15


するとミーナが話に割り込んできて、
「アルメスさんはまだ良いですよ。私の場合、ただ何となく選んだのが瞬だった訳で・・・」
アルメスもミーナもエイチを守るためかどうかよりも彼氏か結婚相手かを選んでいる感じだったのには、
正直、驚くを隠せなかったが、
「でも、一緒に過ごしてみて初めて互いの良さが分かるってのもあるじゃないですか」

確かにそういう事もあるかもなと思っていると、瞬君がやって来て、
「何を話しているんですか?」
「孝太さんがね、何が基準に自分を選んでくれたかって聞いていたみたいなんだし」
ミーナ、また変な言い方をしているなと思いつつ、
「瞬君もミーナとはエイチでは夫婦なんだろ?」

すると少し戸惑いつつも、
「そ、そうなんですけど。正直実感が無くて・・・」

突然、ミーナが瞬君の頬をつねって、
「もうだから、私の目の前でも平気で他の女の子と話せるのよね」
「そねは委員となりゃのしりょとからあっちゃりゃお(それは委員とかの仕事があったからだよ)」

慌ててアルメスがミーナを引き離して、
「もうミーナは短気なんだから」

すると、敵の襲来を知らせる警報が鳴り響き、

瞬やミーナも僕らより年下とはいえ、戦う覚悟ってのはできているようで、
警報が鳴ると即座に表情が引き締まり、
何も言葉を交わす事無く、僕とアルメス、瞬とミーナがそれぞれ互いのお腹に手を翳していくと、
一瞬にして身に着けていた衣服が消えて、僕らの体はみるみるうちに変化していき、

「あれ?警報が治まったぞ」
戦闘服を身に纏おうとしていたところで警報が治まったのを訝しんでいると、
レナがやって来て、
「どうも私の勘違いだったみたいで・・・」

呆然とする僕達だったが、レナはそっとアルメスに耳打ちをし、
「久し振りに孝太とね・・・」
「もう姉さんったら、こういう事は程々にしてくれないと」

レナがその場を去った後、アルメスは、
「瞬君もミーナも変身したままで良いわよ」
全く、レナの気紛れには勘弁して貰いたいところだけど、
「久々にこの姿で気持ち良くなれるから良いか」

「普段なら、戦闘が終わって戻って来たらすぐに元に戻らされるから・・・」
「もう、流石に妊娠してしまうかと思ったわ」

ちょっと強引だったかなと思っていると、
「そんなに今の姿に不満があるなら、アップグレードに頼ってばかりいないで鍛えたら良いのに」

一瞬、戸惑うのだが、
「それにアップグレードは戦いに必要だからって事で許可されているのであって・・・」

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