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僕はロボットのパイロット
官能リレー小説 - SF

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僕はロボットのパイロット 14


訓練を一通りを終えた後、シャワーを浴びていると、
「孝太さん、さっきはすいませんでした」
徐々に細身で引き締まった体つきから中性的な体つきへと変化していくが、
瞬の陰茎が小学生の割に大きいのが気になって、
「瞬、君のって・・・」

すると瞬は恥ずかしそうに、
「は、はい。あまりにも大きいから皆にからわれたりして・・・」
「そ、そうか」

僕の同級生と比較出来るぐらいの大きさで、しかも平常時からしっかりとムケている。

僕はかつて小学校の低学年頃に配られた性教育のプリントを思い出し今更後悔する。
おち○○んトレーニングというフザケた冊子を鼻で笑っていた事を後悔する。
性的な事は馬鹿な事と斜めに構えていた事を後悔する。

遺伝とかの差があるにせよ、瞬くんは素直にそういうの理解してたんだろうな。

「あ、それより驚きましたよ、あの白い機体って個体ごとに全然別物だとかで…。」
「え?あ?うん?そーなのかー?」
瞬くんはサイズどうこうの話題が嫌なのか、というより空気を読んだかの様に話題を逸らされ、僕は咄嗟に曖昧な応答を返していた。
モノのサイズばかりか小学生に気遣いまでも負けた様な、そんな気分だ。

いつぞやの会議で見せられた映像でも、どれも殆ど同じ機体、という印象を受けた。
機動性重視だの装甲重視だの中身は別物だったとしても、全体的な凹凸の加減やオプションの違い程度。

例えば僕や瞬くんの機体に使う手持ち銃のビームだって設定は全然違うのに外観は全く一緒。
(まぁ僕にしてみればレーザーもプラズマも区別つかないけど)

余所で使ってるハンドバルカンやらレールガンなんてのまで大体一緒のデザイン。

正直ロボット作品ごとの違いだとか面白味に欠けるけど、合理性という奴なんだろう。


「それって換装するパーツによって違うからだと思いますが」
瞬くんの言う通りかもしれないな。
こっちとしてはもう少し違いがあっても良いとは思うけど、

瞬くんの方が素直で気遣いもできる。
それに引き換え、僕は調子に乗ってアルメスとかに迷惑をかけてしまった事すらある。

ふとその事が頭から離れずにいると、アルメスが、
「孝太、何だか様子が普段と違うようだけど・・・」
「あ、あのさ何で僕を選んでくれたのかなって」
「それは・・・孝太となら一緒にいて楽しいと思ったから」

ちょ、ちょっと彼氏とかを選ぶ基準としては間違ってないけど・・・
「それを姉さんに言ったら、思いっ切り怒られたけどね」

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