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改造実験〜堕ちる女達〜
官能リレー小説 - SF

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改造実験〜堕ちる女達〜 7

…足は高速で泳げるようにいくつもの触手が絡み合う、渦潮すら起こせる生体エンジンへと変えられていき…やがて繭の中では裕子は完全な怪物…烏賊怪人へと、人をやめ変わり果てていた。 

「これなら安心ね?裕子…これからは組織のために生きてください?…貴女の研究は食料の開発で終わるだけなのは勿体がない…新しい知識を分け与えましょう…」

「お゛ひいぃぃぃっ!クイーン様ぁぁっ!!??ありがたき幸せにございますうぅぅぅっ!!??おお゛〜〜っ?!!!」

とどめとばかりにクイーンは裕子の優秀な脳に、怪人製造のノウハウを流し込み始めた。 

裕子自体は研究者として満足してはいたが、クイーンの力に見せられた今ではそれはもう、ただの惰弱な自分にしか過ぎなかった。 

(これがあれば...もっと...私は)

世間から認められなかった私の頭脳を、クイーンは必要としてくれている。
その喜びに浸りながら、裕子の意識は闇に堕ちて行った...




(...ター、「ドク...ッド」...)

誰かの呼び声に答え、私、「ドクター・スクイッド」は目覚めた。
いけない。また「Pカプセル量産計画」の構想を練っている間に眠ってしまったようだ。

「すみませんクイーン…こんな時に眠ってしまっているようでは研究者失格ですね…」

裕子はそうつぶやいて自身の腹部…唯一身体を覆っていた白衣のボタンを外し、妊娠線が浮かぶそれを撫で回した。 

(焦らないでいいのですよドクター…いくら貴女が立場ある研究者になったとはいえ、もう貴女一人の身体ではないのですからね…)

優しく囁くクイーンの声は直接裕子の脳内に響いていく…裕子はあの後、クイーンの新たな肉体を「孕んで」いた。 

最愛のクイーンを孕み、新たに産み出せる…その喜びに裕子は打ち振るえ、股間をぐっちょりと濡らしながらも研究資料を揃え、書類に目を通していく。

「クイーン…私の身体はあなた様のために…しかし、怪人達や戦闘員も大切な私の同士です…彼らを苦しませないためにも、カプセルの量産計画をより早く進めなくてはいけません」

裕子は母親になった自覚を持ち、腹部をなでて優しく囁いていたが、それにもあわせて組織の一員としての顔も見せ始めていた。 


戦闘員も怪人も研究者も、今や裕子にとっては同じクイーンを慕い、世界を改変するためともに戦う大切な仲間だ…だからこそ、栄養不足により彼らが苦しむのは見ていられないし、何より人間を食料にするのは効率が悪すぎる。 

しかし…裕子はすでに新たな計画に対しての実験案を纏めていた。

人間を補食する程に栄養が必要なら…逆にそれを産みだしてしまえばいいのではないか…今自分の子宮に宿るクイーンを見つめ、裕子はそう考えていた。


「んんっ…私の全ては…組織とクイーンのために…そして…母として…愛しい我が子のために…」

とくん、と子宮内…腹部で動くクイーンに微笑みながら、裕子は母性を募らせながらも…異形の証としてうねうねと触手をくねらせ、口からは鋭い牙を覗かせていた。

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それから数ヶ月後の基地内奥深く…地下に作られた「繁殖室」に裕子ことドクタースクイッドはいた。

「ふふふ…そろそろお産まれになるのですね?クイーン…あぁ♪楽しみですわぁ…」

裕子は声を上げ、半怪人態…手足を触手に変えた状態でくねらせながらも腹部を撫で回し、辺りを見据えた。 

「あぁっ…あぁっ…産まれるぅっ…おぉっ…んお゛お゛〜っっっ♪」

「嫌ぁっ、産みたくなんかっ…ないのにぃっ…あ゛、あぁ〜〜〜〜っっっ!!??」

祐子の周りを囲むのは妊婦達…そして彼女たちは手足を触手に拘束され、粘液のプールに浸けられている。

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