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改造実験〜堕ちる女達〜
官能リレー小説 - SF

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改造実験〜堕ちる女達〜 19


(な、なんであの子だけ…不公平だわ、私だってスクイッドと…その…ああもう、エッチなことしたいのにっ!)

先に洗脳改造を受けたためかいささか性格が違い、女らしさを強められた晃…ことカマロッソは嫉妬を隠せずにいたし、中身は違えどアルマージも考えは同じだっただろう。 

憧れでありスクイッドが寵愛の対象にされているような、クイーンとの行為に嫉妬するのはあまりにも尊大に思え、恐れ多い事ではあったが…自身達を改造したスクイッドの、クイーンが見出だし母として認めたほどには、美しく魅力的な容姿と深い知性…そして時たま見せる嫉妬深さや案外ドライなのに情に熱いその性格は、どこか晃達クローンをときめかせるのには十分な資質がスクイッドにはあった。

「あぁっ…あっ…素晴らしいわぁっ…こんなに可愛くて…気持ちよくてっ…晃っ…貴女は私が確実にっ…あの他の晃達と並ぶくらいにっ…強くしてあげるわぁっ…」


「ふあぁっ…あぁっ…あんっ…あぁっ…あぁっ…溶ける…溶けて…飲まれちゃウゥ…アア…私…あっ…!」

一方そんな周りの感情など露知らず、とでも言うべきか、喘ぎ続ける晃は、それでも快楽に飲まれまいと必死に抵抗していた。 
次第に肉体を触手が侵食し始め、湿ったスクイッドの体に抱き締められるうちに、意識も肉体も奪われそうになる…そんな気分を味わいながら、いや…次第に肉体すら改造されていきながらも、まだ意識を保つ理由…スクイッドや性行為…そして自身のクローンという、よくわからないものに対する対抗心…それは風の吹き荒れる野山で旗をたてるようなものだったが、いつしかその感情すらも…必死に耐えればもっと気持ちよくなれるかもしれない、という感情に変わり始めていた。

「あぁっ…素敵よ?もっともっと気持ちよくなって…全てを忘れなさい?んんっ…そろそろっ…あっ…あぁ〜〜っっっっ!?!!」


そしてついに、そのまま激しく腰を振り、遠慮なく子宮口を捏ね回して突き上げながらも、リズミカルに快楽を引き出すように振っていた腰をスクイッドはびくびくと震わせながら果て、射精した。 

「あぁっ…あっ…んんっ…んん〜〜〜〜っっっっ!!??」

必死に耐えていた晃の理性は、射精されてしまったということに対して、そのまま屈服し、目からは涙を流して、快楽に果て、意識を手放した。

お互いにイキ果て、はじめて味わう快楽に完全に晃は飲まれてしまったが…その耳たぶには触手が貼り付いて、痛みもないままに鼓膜を破り耳から脳に侵入してきたのは言うまでもないだろう。



(あれ…ここ、は…)
晃はゆっくりと目を開けた。

傍からみれば、その光景は異様なものであった。
晃は改造用カプセルに収納され、全身の穴という穴は触手によって、「改造」という名の凌辱が行われていた。
しかし…

(あはっ、すっごく気持ちいい…アソコも、お尻も…)

既に怪人としての洗脳・調整が終了している晃に、この状況を既に当たり前のものとして受け入れていた。

「んんっ…はぁっ…あぁっ…きもち…いっ…あぁっ…あひっ?!あ、あぁっ…あっ!んあっ…あああっ…〜〜〜〜っっ?!!?」

一気に味わう快楽に飲まれて荒い呼吸を繰り返していた晃は、いつの間にかその違和感に気づき、目を白黒させていた。 

痛くはない、むしろ気持ちよくて意識は天にも上るような心地なのに何故か身体が違和感を感じている。 

もちろん晃はその違和感を理解することはできなかったが…背後で同じ改造液に浸かっているスクイッドにはそれは関係のない話だ。 
鼓膜を破り遠慮なく脳内まで到達した触手は、体内で精製した針を脳に突き刺し、意識レベルでのジョーカーへの服属するための心得を植え付けていき、そして晃を量産したクローン戦闘兵の持っている最低限の知識や格闘術をインプットしていき…それに合わせるようにスクイッドの触手が晃の肉体を包み込んでいき、さらなる改造が始まった。


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