「ほら…こっちを見て？美しく感じないかしら？この姿が…晃…嘘はいけないわ？貴女は心の底からこの姿になることを望んでいるのよ？…さあ、口を開いて？キスをしましょう…熱くて甘い…二人だけのキスを…」

「やっ…そんなっ…女同士なんてっ…あぁっ…んむっ…ふむっ…ふぅーっっ！！」

怪人に人間の力はかなうはずがない…自明の理論ではあるが、それでもなおも必死に抵抗する晃に口づけし、ゆっくりと舌先をねじ込みネロネロニュルニュルと遠慮なく、歯を使い口を閉じようとする晃を遮るようにしては、舌を絡め、無理矢理唾液を交換しあう、淫らな前戯のようなキスを行い、晃の抵抗を削ぎ落し…いや、快楽の沼に沈めようとしていた。　

晃からすればクローンとはいえファーストキスを奪われてしまったのだ、しかも相手は女性…ともすれば女性からラブレターをもらったりきゃあきゃあ言われてしまうこともないわけではない晃だが、それでも流石に同姓同士のキスなど抵抗がないわけではない…はずだった。　


「んっ…っふ…んんっ…んくっ…ふうぅっ…」

相手を拒絶していたはずの身体は、それなのにいつのまにかスクイッドから与えられる快楽に、自らをピクン、ピクンと震わせ反応し始めていた。
おかしい、でも、耐えられない…甘くしびれるような快楽が脳を突き上げる度に、股間からはたらたらと愛液が…それも濃厚な本気汁が滴り落ち始め、やがて晃は膝をつき、ついにはびくんびくんと身体を震わせるのに合せ、じょぼじょぼと失禁までし始めていた。　

(そろそろね…特別改造、しちゃいましょうね？晃…)

そんな中、一本の触手が遠慮なく晃の首筋にぶちゅりと刺さり、熱い薬液が体内に流れ込み始めた。　

「あっ…あっ、あっ…あぁぁぁっっ！？？」

本来ならば声の限り上がらんばかりの悲鳴ももはや、スクイッドから与えられた快楽に飲み込まれたかのように情けなく声をあげ、晃は口端から唾液を垂らして表情を崩し、いやらしい…というよりは絶頂し力の抜けた表情を見せた、所謂アへ顔…というものを、もはや恥辱すら理解できないというような下品な表情を浮かべて晒し、首筋から神経までを完全に触手により網羅され…記憶から指先ひとつの挙動に至るまでを、例えるならばＵＳＢのような、スクイッドの特性のひとつのハッキング触手により完全に支配され、解析されてしまった晃は、それでも快楽に酔いしれ肉体を震わせていたが、そのまま足を開かされ、まるでスクイッドに騎乗位でのセックスをするように、たくましい足でスクイッドの身体に跨がり、そして腰を沈め始めた。　

「あぁっ…あっ…あひぃっ？！あぁっ…」


「ふふ…もう限界かしら？でもこうでもしないと貴女は私のものにはなってくれないでしょう？可愛い晃…私が支配しながら作り上げてあげるわ…ドクタースクイッドの作る、希代の最高傑作に…」

子供をなだめすかすかのように囁くスクイッドの甘い声は、快楽に堕とされた晃にとっては天使の歌声のように聞こえたのだろう。　

汗と粘液にまみれた肉体はゆっくりと、まるでクイーンから栄誉として与えられたかのような…他の研究者やジョーカーの男達…スパイダーのような怪人からは比べ物にならないような、太く固くそそり立ったスクイッドのチンポを、ゆっくりと、まだ男を知らないその肉体は飲み込み始めていた。　

「ひぎっ…いぃっ！？？！」

たっぷりと受けた愛撫により蕩けた陰唇…それこそ愛液をとろとろと滴し、下品にチンポをくわえ込んでしまいたい…牝の欲求の権化と化したような晃のオマンコは、しかしながらやはり初体験の破瓜の痛みを味わい、悲鳴をあげながら…それでも肉体の動きを止められなかった。　


「ふふ…痛いのね？でも…おぉっ…貴女の与えてくれる快楽っ…心地いいわぁっ…さあ…ゆっくり腰を振りましょう？たくさん味わうのよ？女の最大の喜びを…」

「あっ、あぎぃっ！あっ…あぁっ…」

逆らうことのできない甘く真綿で首を絞めるようなスクイッドの声に対して、晃は是非を抱くことすら出来ず…ゆっくりと腰をグラインドさせ、ピストンを始めた。　

そんな光景を眺め、次第に犯されている晃の腰使いが早くなる度に、口から漏れる声に快楽の色が強まる度に、二人のクローンは嫉妬を深めていく。