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改造実験〜堕ちる女達〜
官能リレー小説 - SF

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改造実験〜堕ちる女達〜 12



「お母様...私に、付いてきて下さい」
クイーンは抱きしめられたまま、祐子に告げた。


コツ、コツと薄暗い廊下に二つの足音が響く。
二人が向かうのは、クイーンの私室。
母である祐子ですら、クイーンの私室は犯してはいけない聖域であり、組織に忠誠を誓って以来、初めて入るその部屋に否応にも緊張が高まってくる。
そんな不安を感じとったのか、クイーンは

「大丈夫ですよ、お母様...」
と、祐子の手を強く握り返してくる。



「ごめんなさい…情けない母親で、許してクイーン…私は恥ずかしいわ…これからも、怖いの…もしかしたら貴女に嫌われて、軽蔑されてしまうかもしれない…お仕置きされるかもしれない、そんな風に考えている自分も合わせて…自分が嫌になるの…殺されてしまうことは構わない、でも、私の心が…魂が、貴女を求めているの」

思いを口に出すことを普段あまりしないスクイッドは、クイーンに手を握られ、それに合わせて感極まったのか、堰を切ったようにしゃべり始め、そして目にはうっすらと涙を浮かべながらも、
そのまま導かれ、クイーンの部屋へと歩みを進めていった。

クイーンは何も語らず、ただ手を握りながらも俯き、そして厚い扉に閉ざされた部屋へとスクイッドを通したが…その手の力は、まるでスクイッドを守らんとするような力に、スクイッドは感じられた。 

ーーーーーーーーー 
「ずいぶん簡素、なのね…これがクイーンの部屋…」

スクイッドは組織に属して以降は、部屋も給与もきちんと与えられているが、普段から研究熱心…かつ、もはや完璧な肉体を手に入れて以降、俗欲は消え失せ、よりクイーンのためにと研究に打ち込んでいた分、部屋はあまり物もなく、綺麗にまとめられていたが…クイーンの部屋はそれ以上に簡素…打ちっぱなしの寒々しいコンクリートの壁に、ベッドと机、そして隊員や計画などの資料が置かれた本棚があるのみ…ある意味徹底的に無駄を省いた、生きるのに最低限必要なもののみを揃えたその部屋に、スクイッドは驚きを隠せなかった。

「ねえ、お母様…お腹が空いてしまったの…お母様のミルクをいただけますか?」


「え、えぇ…今すぐに…ほ、ほら…おっぱいよ?好きなだけしゃぶっていいですからね?」

そんな中、スクイッドはクイーンの言葉に慌てて、自身が開発した戦闘員用のアーマースーツ…ダイバースーツのようなそれの胸元にあるボルトを指でなぞり、エアロック音と共に、母乳を溜め込み膨らんだ乳房を晒し、クイーンを膝枕しながら、肥大し吸いやすくなった乳首を口にあてがいつつ、優しく髪をなで回しながらもクイーンに話しかけた…口調はまるで慈母が子を慈しむようなものに…日頃クイーンとして振る舞い、疲れているであろう相手を労るようなものに変わっていく…スクイッド、こと祐子は、研究者でも忠実な下僕でもない、母親へと顔を変えながら、気の済むまでクイーンに乳房をしゃぶらせることを促しながらもどこか落ち着かずにそわそわとした態度を取っていた。 



(普段は我々を指揮する立場とはいえ、クイーン...いえ、マユはまだ幼子...私は母として...いえ、忠実な僕として何が出来るだろうか)

そんな気持ちを知ってか知らずか、クイーンは祐子の乳首に吸い付き、母乳を堪能する。


「ありがとう、お母様。もう大丈夫です。」
しばらくして、満足したのか、クイーンは立ち上がる。

「...ここにお母様を連れて来た理由がもう一つあります」

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