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闇の牙―牝狼―
官能リレー小説 - SF

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闇の牙―牝狼― 31

その手つきも決して優しい物ではない。
そしてグニュグニュと揉みしだく指先。
指の隙間から乳肉を絞り出す様に握っていると言っても過言ではない。

「んあっ!あぁぁぁ…」
その指先の動きに仰け反る金色のメデューサ。
絶え間なく上げている低い唸り声も徐々に艶を帯びてくる。

口許に冷笑を浮かべたままの寺坂。
金色のメデューサの肛門にねじ込んだ指先を震わせながら。
乳房の方も…。
その勃起した乳首をもグリグリと摘み上げる。

「くはぁぁぁ!」
低音から1オクターブ上がる金色のメデューサの声。

少しサドの気があるのか…。
口許に冷笑を貼りつかせ。
乳首と肛門を責めたてる指先に力を込める寺坂。

「うおぉぉぉっ!」
寺坂の反り返った肉棒を…。
激しい手つきで扱き上げる金色のメデューサ。
獰猛なまま、仰け反り喘ぐ。

獰猛さには獰猛さで返す寺坂。
金色のメデューサの尻穴から指を抜くと。
そのムッチリと太い腿に…。
尻穴汁のついた指先をなすりつける様に動かし。
その指先を金色のメデューサの下腹部へと回す。
そして…。
まばゆいばかりの金色の陰毛を数本摘むと。

ブチッ!――。

「うっ!うぁ…ぁ…ぁ…」
短く高い声。
その後に続く…長く唸るような声。
そんな声を上げながら豊満な肉体を震わす金色のメデューサ。

抜けた金色の陰毛を指先に摘んだ寺坂。
その指先を自分の口の前にかざすと…。
フッ――。
金色のメデューサに抜けた陰毛を吹きかけた。

金色のメデューサは自分の抜けた陰毛を顔に浴び。
「あっ!あぁぁぁ…」
間違いなく喘いでいる。
たの金色のメデューサ。
見てくれはワルく、冷たく、強そうではあるが。
かなりのマゾなのか
いや…見てくれ通りの女である事に違いなかった。

もし並の男が…。
いや、並以上の男でも寺坂と同様の行為を行ったら。
喉笛を切り裂かれるか。
内臓を引きずり出されるか。
何にもして命はないであろう。
それくらいの女であった。

そんな金色のメデューサをいいようにいたぶれる。
それも暴力で組み伏せるのではなく。
金や地位に物を言わせるのでもなく。
愛嬌があるとも言える態度で相手の心を絡め取ってゆくのだ。
これが寺坂の能力のひとつと言って良かった。
その寺坂…。
喘ぎ悶える金色のメデューサを弛んだ目つきで見つめながら自問自答していた。

自分のこの能力があの女刑事に通用するであろか?
通用すればあの女刑事。
寺坂が今まで落してきた女の中でも最上級の獲物と言って良かった。
たが…失敗れば。
あの女刑事の事だ。
寺坂の命はまずないだろう。
そんなリスクを犯さずに…。
すっぱりと消した方がいいかも…。
そこまで考えた時に。
寺坂の顔に見る者を魅了せずにはいられない笑みが浮かんだ。

現に金色のメデューサ…喘ぎながらも。
その笑みにすっかり魅了されている。

「やってやるさ…」
その笑みに遜色のない声で囁く寺坂。

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