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闇の牙―牝狼―
官能リレー小説 - SF

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闇の牙―牝狼― 29

ジュボ…ジュボ…と卑猥な音を立てて。
顔を激しく前後させる金色のメデューサ。
薄い唇が何度も何度も…。
寺坂の肉棒の浅黒い表皮を擦り濡らす。
そして溢れ出た唾液が白い顎に筋を作り、床に垂れ落ちる。

「おぉおぅ…相変わらず凄いねぇ」
金色のメデューサの凄まじい口淫に、ヒョウヒョウと愉しげ声を上げる寺坂。
並みの女なら一生仕える事を誓うのではないか。
そんな雰囲気を醸し出している。

だが金色のメデューサ…並みの女ではなかった。
寺坂の肉棒をしゃぶる様は、まるで餌を食らう肉食獣の様相であった。

そして、両頬を窪ませ。
ジュルジュルとした音を口の奥に立て。
レザースーツから溢れんばかりの乳をユサユサと揺らし。
ひときわ激しく顔を前後させる金色のメデューサ。
無論の事だがその口の中はヌメヌメとした舌が。
パンパン膨れた寺坂の亀頭にまとわりついている。

「お…おぃ…ヤバいぞ」
若干の情けなさを孕みながら。
男が聞いたら親しみを。
女が聞いたら母性愛を感じる声を上げる寺坂。

その声は金色のメデューサにも届いた様だ。
サングラスに隠れた双眸がひっそりと微笑んだ様だ。だが顔の動きは緩めない。

「あっ…あれ」
何とも愛嬌のある間抜け声を上げる寺坂。
そして、そのサイズに見合った量の白濁液を。
ドクドクと撒き出す寺坂の肉棒。

その白濁液をしっかりと喉の奥で受け止める金色のメデューサ。
寺坂の肉棒からゆっくりと口を離す。
その口から溢れた白濁液が金色のメデューサの口の端から。
粘着質の糸を引いて垂れ滴た。
口許から糸を引きながらスッと立ち上がった金色のメデューサ。
大量の白濁液を含んだままの口。
その唇を寺坂の唇に押し当てる。
そして…口の中にあった白濁液を寺坂の口の中に流し込む。

寺坂も肝は座っている。
慌てる様子もなく。
薄ら笑いすら浮かべて己の精液を飲み干している。
別にそう言った趣味がある訳ではなかったが…。

そして飲ませた側の金色のメデューサも。
当然の事といった顔つきで寺坂の唇から離れる。
ジィィィ――。
無言のまま。
自分のレザーのツナギのファスナーを下ろしゆく。

「フッ…」
自分の精液を飲み干したばかりの寺坂。
そのホリの深い顔に人懐っこい笑みを浮かべ。
首元に絡むエンジのネクタイを外してゆく。

一方、金色のメデューサ。

まるで脱皮する昆虫の如く。
自分のレザースーツを両手で左右に広げる。
豊満など言う言葉では収まりがつかない乳房が二つ。
ボンと飛び出してくる。
その乳房…色の透き通る様な白さもだが。
その大きさにして垂れる事なく、ミサイルの様に突き立った様は見事と言うしか他なかった。
そして乳だけには留まらない。
なだらかな曲線を描きながらも無駄な肉がなく引き締まったウエストも白く。
更に剥き出しになってゆく下着を着けていないヒップは乳房と同様に張りのある大きさを保っている。
もちろん此方も透き通る様に白い。

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