闇の牙―牝狼― 25
ショーツの中で熱く潤む秘肉をクニュクニュと捏ね回している。
「ハァ…ハァ…ハァ」
押し殺そうとはしているが。
微かに開いた唇の間からは荒い吐息が漏れ出ている。
美紀の病室まではあまり距離も残っていない。
美央は更なる刺激を求め。
自分のタイトスカートの裾をたくし上げてゆく。
恵理奈との距離を積めながら。
そして自分のタイトスカートの中に潜り込む指先。
昨夜と同様にストッキングとガーターベルトを使用している為。
タイトスカートの中で美央の秘肉を被うのは絹のショーツ。
その薄い生地だけであった。
恵理奈の直ぐ後ろに迫る美央。
ギラギラした瞳でその後ろ姿を見つめ。
股間に伸ばした手先。
その中指を下から上へと…。
薄い生地に包まれた熱い秘肉を何度も…。
何度も擦り上げる。
当の恵理奈は。
学生時代から培われた経験。
そして刑事と養われた感覚で背後の気配を察知していた。
「チッ……」
前を向いたまま眉間にシワを寄せる。
小さく舌を鳴らし、振り返りもせずに。
「変態…」
ボソッと呟く。
恵理奈の蔑みの言葉が美央の股ぐらに突き刺さる。
「ぁぁ…」
顔を歪め…指先に力を込める真央。
「ん…ハァ…んん…ハァ」
声を押し殺しながらも息を荒げ。
憑かれた様に指先を動かし続ける美央。
いや…間違いなく憑かれていた。
可愛く、冷たく、凶暴さを滲み出させた恵理奈の魅力に。
その恵理奈…。
「この…色キチガイ」
小さい声ではあるが。
はっきりとした声で呟く恵理奈。
依然として前を見たまま。
振り向いて確かめる事もしない恵理奈だが。
恵理奈はやはり恵理奈だ。
もし間違いであったら…などと考えるつもりは微塵もない様であった。
だが…そんな傍若無人さも更に美央の股ぐらを刺激してくる。
「ハァ…ハァ…ハァ」
美央は息を荒げながら指先を動かし続けた。
ショーツのクロッチに染み出た熱い汁。
その汁がピチャピチャと内股に零れでる程、美央は指先を動かし続けた。
バレているなら。
蔑まれるなら申し分なかった。
恵理奈の出方次第では職を失いかねない。
それどろか逮捕される事すらあり得る。
それでも美央は指先を止める事は出来なかった。
だが…美央の期待もここまで。
恵理奈はこれ以上は美央に蔑みの言葉を投げ掛ける事もなく。
スタスタと歩いて行ってしまった。
そして美紀の病室に到着…。
扉に手をかける恵理奈。
美央も未練がましそうに股ぐらから手を抜く。
扉を開ける恵理奈。
溢れでる期待に心臓が音するくらい高鳴る美央。
目の前の光景に恵理奈が右の眉の端を微かに上げた。
恵理奈の目の前では…。
寝間着の合わせをはだけさせ、ベットの脇に立ち。
片手をベットにつき…もう片方の手を開いた股ぐらに伸ばす美紀の姿が。
「あっ…あっ…あぁぁん」
美紀が夢中で自分の股ぐらを擦り…自慰に耽っていた。
「チッ!」
イラついた様子で舌打ちをする恵理奈。