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闇の牙―牝狼―
官能リレー小説 - SF

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闇の牙―牝狼― 18

極端にまでアルコールに弱い。
唯一とも言える恵理奈の弱点であった。
その為のイチゴ牛乳。
横には。
『わかば』の包みとオイルライター、アルミ製の灰皿。
その灰皿は『わかば』の吸いさしで。
こんもりと小さな山を築いていた。


警察病院。
真央の足元にパサッと白衣が落ちた。
続いてブラウス、タイトスカート。
オレンジ色の光りが。
真央の白く細い身体を照らしだした。
無表情なまで顔。
ほっそりとした首。
細身の身体つきではあるが…。
胸と腰回りの肉つきは申し分ない。

細い身体にしては大ブリの胸の膨らみ。
肉つきはあるが引き締まった下半身。
それらの部分を包む黒い下着。
黒いブラジャー、ショーツ。
そして黒いガーターベルトとストッキング。
それらで白い肢体を包んでいた。
そして。
美央は無造作なまでの動きで、ショーツを脱ぎ去った。
白く輝く下腹部に映える黒い陰毛。
炎形の陰毛を曝す美央。
ブラジャー、ガーターベルト、ストッキングはそのままに。
ヒタヒタと寝姿の美紀に歩み寄った。
バサァ!――。
無造作にブランケットを剥ぐ美央。

目覚め、驚き息を飲む美紀。

口許に冷笑を貼りつかせた美央。
その白く刃の様な顔を美紀の顔に近付ける。
「叩きなさい…」
美央の薄い唇から冷たい声が漏れる。

突然の事に震え続ける美紀。
美央の言葉も理解できていない。

「早く!私の頬を叩きなさい!」
美央の冷たい顔に微かな苛立ちが走る。

「ひぃぃ!」
言い知れぬ恐怖を感じた美紀の瞳。
既に涙が滲み始めている。

「早く!」
そんな美紀に声を荒げる美央。

ペシッ――。
震える手で美央の頬を叩く美紀。
その瞳から既に涙が流れ落ちている。

「もっと強く!」
異様な光が灯りだす美央の瞳。

ペシィィ!――。
泣きながら美央の頬を叩く美紀。
若干、力が強まってはいる。

「もっと!もっと強く!」
興奮の為か、微かに震えだす美央の声。

涙に顔を歪めた美紀。
下唇を噛み締めながら…。
バシィィ!――。
かなりの力で美央の頬を叩いた。

「あぁぁ!もっとよ!もっと…叩きなさい!」
沸き上がる興奮にブルブルと身震いし始める美央。
その内股は…溢れでた汁で光り始めている。

恐怖の為…ボロボロと泣きじゃくる美紀。
その恐怖から逃れる様に美央の頬を叩く。

叩かれる度に美央の瞳はみるみる妖しげな色に染まってゆく。
そして自身の身体をまさぐりながら…。
「あぁ!いいわ!もっとよ!もっとよ!」
美央は狂ってゆく。

バシッ!バシッ!――。
振り抜かれる美紀の手も抑えが効かなくなりつつある。
泣き狂った様に美央を叩き続ける美紀。
本人も気がつかないうちに美紀自身の心と身体も。
異様な興奮に包まれ始めていた。

「そうよ!そうよぉ!」
細い瞳を虚ろに見開き、涎を垂らした美央。
クチュ――。
己の炎型の陰毛。
その下の亀裂にまで指先を伸ばし始めていた。

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