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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 95

石の床で頭を強打したサイクロプスが気絶して人型に戻っていくのを尻目に、オレは矢を撃って来た奴を見た。
黒光りする肌を持つ女が二人、弓を構えていた。左側の奴にさっきのように睨み付け、眼からの光線で打ち倒す。
胸に2つの穴が開き、さっきのフード娘と同じように大量出血を始めた。
「何て奴なのよ!」
「おのれ!」
「斬り殺してやる!」
前後から二人ずつ、鉄の鎧兜を装備した女剣士が飛び出してきた。四人とも大剣を構えている。
「畜生、次から次へと・・・・洒落にならないぜこれは!」
女剣士のうち前から出てきた一人の首を睨みつける。
眼から怪光線が飛び、瞬時に彼女の首を打ち飛ばした。
そしてオレはすぐさま、事切れた女剣士のそばへ行く。ちょうど彼女の大剣を奪ったところで、残り一人が斬りかかってきた。
ガイン!
なんとか彼女の一撃を打ち払う。そしてオレは振り返った。
後ろから突進してくる二人の女剣士。
「ちぇりゃあ!」
ギン!
二人のうち右側の女剣士の剣を剣で受け止めつつ、剣同士の接点を軸にして左側に体を回して、左側の女剣士を思い切り蹴り飛ばす。
女剣士たちを分断したところで、オレは猛然と斬りかかっていった。
ガギン!
ガン!
「な、何だこの速さは!」
女剣士は必死でオレと切り結んでいる。
「だあああっ!」
ズバシュッ!
一挙にたたみかけ、オレはその女剣士の首をはねた。
ちょうどその時、両側から残り二人の女剣士が挑みかかってくる。
畜生、これじゃ怪光線は使えねえ。至近距離で異方向同時攻撃をやられると誰かを射殺している間に残りの奴にやられちまうからだ。
咄嗟に右側の奴めがけて大剣を横に振る。そのままいったん距離を置こうと、右側の奴の後方へ向かう。
ギン!
左側の奴が剣を振り下ろしたが空振りして石床に当たった。危ない危ない。
バスッ!
「ぐっ!」
さっきの弓兵の生き残りが矢を撃って来た。それがオレの左腕をかすった。だがその痛みを無視して、全速力で女剣士に渾身の力を込めて袈裟懸けに斬りつける。
「ぬうおおおお!」
ざしゅっ!!
防ぐ暇を与えず、オレはそいつの肩から腹へと切り下した。鎧もろともに肉体を切り裂く。
オレに返り血を浴びせつつ、そいつはぶっ倒れた。残る女剣士は一人。剣を構えてはいるが、おびえた表情をしている。
「さあどうした!オレを斬り殺すんじゃなかったのか?!」
「おのれええ!!」
?!
眼前の女剣士の声ではない。前の敵集団から、一体のモンスターが猛速で飛び出してきた。鷲の上半身にライオンの体。グリフォンだ。真っ直ぐにオレ目指して飛んでくる。
「何っ!」
女剣士を睨みつけ、光線を放ち、女剣士の首を打ち飛ばす。

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