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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 90


それだけ言うと、再び顔を真っ赤にしてそむけてしまった。
その言葉にオレは耳を疑った。
先ほどまで処女だった女がこう言ったのだ。
『ずるいです、私も気持ちよくしてください』と。
顔を真っ赤にして照れているサルモネラを見、オレはバツの悪そうな笑みを浮かべると、再び彼女に挑みかかった。
今度はしっかりと彼女の期待に応えるために・・・。
****

「はぁ、はぁ・・・。こ、これでもう文句はないよな?」

リザ・オリオール・ラムレーネ・ナナリ・アンジェラ・サルモネラの6連戦を終えたオレは息も絶え絶えにサルスベリをにらみつける。
さ、さすがにちょっと疲れたかな・・・?
対するサルスベリは満足そうな笑みを浮かべてこう言った。

「ああ。サンプルは多ければ多いほどいい。
 これでしばらくは退屈せずに済みそうだ」
「・・・何をする気か知らんが、ひどいマネだけはするなよ。
 もしやったら、どんな手段を使ってでも・・・おまえを・・・殺す」

少なくともオレはミミとオルゾス、そして発情した6人を助けるためにやったのだ。
それを不意にされるようなマネは絶対に許さない。
その殺気を受け、アスタナビュートたちゴーレム娘たちがほうきやお盆を手に身構える。
しかしサルスベリは軽く手を上げてそれを制した。

「安心しろ。貴重なサンプルを無駄に使う趣味はない。
 用が済めばすぐおまえに返すよ」
「・・・・・・そ、そうか・・・」

イヤに素直なサルスベリに、オレは動揺しつつ答える。
しかし次の言葉で、オレは彼女が笑っているもう1つの意味を知ることとなる。
オレがとんでもない連中を放置していたという事実に。

「・・・しかしそれよりはやく逃げんでいいのか?
 おまえの後ろでものすごいおっかない連中が、さっきからおまえのことをにらんでいるのだが」
「・・・へ?」

何気なく後ろ振り向いてみる。
するとそこには・・・。

「・・・人が生死の境をさまよっていたというのに、ずいぶんとお楽しみだったみたいだなぁ?」
「ラグ様、あのコ達ばっかり相手してずるいです!
 私たちのこともしっかりかわいがってください!」

ひいぃぃぃっ!?
オレは悲鳴を上げるのを何とか飲み下す。
オレの背後ではそれぞれ怒りと嫉妬のオーラを前回にしたミミとオルゾスが立っていたのだ。
その怖いこと怖いこと。
オレはこの時、『女は怒らせると怖い』というフレーズを身をもって体感していた。

「サルスベリ。いろいろ言いたいこと聞きたいことがあるが、用事ができた。
 詳しいことはまた後日うたってもらうぞ!?」
「さ、ラグ様、早くお部屋に帰りましょっ♪」

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