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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 86

気がつけば、ラムレーネの毒の効果がいつの間にか切れていた。
まわりではオレとヤった女の子1人につきメイドさんが1人ついて介抱していた。
気絶したアンジェラも、アスタナビュートに抱かれて戻ってきていた。
ミミとオルゾスはというと、別のメイドさんが監視についていて、近くに座らされていた。すでに解毒剤が効いたようだ。
オレの前で、さっきまでオレを強く抱きしめていたサルモネラが、驚いた顔で尻餅をついている。
そんな彼女の顔にオレは顔を近づけて言った。
「さあ、ヤろうぜ。お前なら強い子を産んでくれそうだ。」
(ラグさま、また暴走してる・・・?)

オレが積極的になったことに気づいたミミが、暴走モードに入ったのかと不安げに見つめる。
いつもなら周囲の女という女を襲って終わりになるところだが、今回ばかりはそうはいかない。
ここはマッドサイエンティストのサルスベリの部屋だ。
もし彼女を襲おうものなら、それを止めようとするゴーレムたちと殺し合いになるかもしれない。
いや、それ以前に。
暴走モードのことを知られただけでも何をされるかわからない。
かつてないピンチに、ミミはボロを出さないこと願うことしかできなかった。
「どうした?自慢のバカ力を破られてびっくりしたか?」
「・・・?、?、??」

様子が変わったオレに、サルモネラは戸惑う。
いや戸惑っているのはオレの様子が変わったからだけではない。
さっきから心臓の鼓動が早くなって仕方がないのだ。
バカ姉のサルスベリに薬を盛られ、発情期を擬似的に迎えたからかと思ったがそうではない。
オレの雰囲気が変わった瞬間、さらに顔が熱くほてり、心臓が早く脈打ち始めたのだ。
オレに射すくめられてから、視線を外すこともできない。
こんな経験は今まで幾度となく発情期を迎えてきたサルモネラも初めてだった。
どうしよう、どうしようとあわてている間に、オレはどんどん間合いをつめ、すぐ目の前までやってきてしまった。

「安心しろ。すぐに怖いなんて思う余裕はなくなる」

オレは底意地の悪い笑みを浮かべてサルモネラの唇を奪った。
「〜〜〜っ!?〜〜〜〜っ!?」

驚いたサルモネラは完熟トマトみたいに顔を真っ赤にしてオレを振りほどこうとする。
・・・チッ。純情そうなのはいいんだが、ドワーフの怪力のせいでムードが壊れるのはもったいねえな。
オレは暴れるサルモネラを抱きしめ、動きを封じる。

「〜〜〜っ!?〜〜〜〜〜〜っ!?〜〜・・・・・・」

最初はじたばたともがいていたが、時間の経過と共にだんだん抵抗が弱くなっていく。

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