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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 67

オレはミミ(仮)とともにオルゾスの亀甲縛りを解くべく挑みかかった。

「むーっ!むーっ!」

しかし当の本人はオレに助けられるのがイヤなのか、みじろいで拒絶の意思を示す。
・・・魔王反対派としてオレの助けなんぞいらんとでも言いたいのだろうが・・・。
よくもまあ、こんな状況になってまでそんなことが言えるものだ。
オレは呆れを通り越して感心してしまった。
だがこんな危ない連中と訳わからん連中の真っ只中、
オレが暴走しないとも限らない。
そんなわけで、彼女の力は何ともしても借りねばならないのだ。
オレはオルゾスのささやかな抵抗を無視して彼女を縛る荒縄を解き始めた。
縄を解くたびに揺れるおっぱいや女特有のよいにおいはオレの理性をぐらつかせたが、ミミ(仮)の助けもあり、オレは何とかオルゾスの救出に成功したのであった。
しかしそんなオレに待っていたものは感謝の言葉ではなく、強烈な一発の蹴りだった。

バキィッ!

「へぶおっ!?」
「ら、ラグさま?!」

珍奇な声と共にベッドから叩き落されるオレ。
ミミ(仮)の声がやけに遠く聞こえる。
いや、わかっていた。わかってはいたさ!
仮にも一対一の決闘でボコボコにした挙げ句、お持ち帰りしてレイプしたんだもの!
そりゃ罵倒やビンタの1発や2発は覚悟してましたよ!
でも顔面に蹴りはないだろう、蹴りは!
さすがに文句の1つも言いたいが、あまりの痛さに顔を抑えることしかできないオレ。
うぅ、情けなさ過ぎる。

「な・・・なぜ助けた?」

そんなオレにかけられたオルゾスの言葉は、意外にも罵倒ではなく疑問であった。

「わ、私は一度貴様を殺そうとした相手だぞ?
 そんな相手をなぜ助ける!?
 ど・・・どんなに考えても、私には性欲処理の道具くらいの価値しかないだろう!?」

・・・そりゃ記憶にないとは言え、レイプしたのは悪かったが・・・。
それだけでそこまで言うか?
この瞬間、オレは2度とレイプはするもんかと固く心に誓った。
たとえまた暴走することになろうとも。

「オルゾスさま!!」

あまりの言いように、ミミ(仮)が声を上げる。
ああ、この優しさ、ミミでなきゃできない芸当だよな。
ミミだって襲われたことあるってのに。
体格が変わっちゃって(仮)なんてつけてたけど、悪かった。
これからはミミ(大)と呼ばせてもらおう!
しかしこっちもミミ(大)の優しさに甘えてはいられない。
自分を変える第一歩としてまずオレがすることは・・・。

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