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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 58

オルゾスは屈しまいと最初は気丈ににらんでいたが、絶頂できないもどかしさと終わることのない快楽に徐々に理性は崩れていった。
そしてついにはその心は折られてしまった。
その光景は悲惨だった。猿ぐつわを噛まされて哀願することもできない彼女は、おそらくオレの指示で四つんばいの体勢でその尻をオレに向けて高々と上げ屈辱的なポーズを取らされていた。
きっと獣になったオレにとって、オルゾスは体のいいおもちゃだったのだろう。
彼女を屈服させた後は一転、絶頂地獄に叩き込み、色狂いになるまで犯し続けていた。

「・・・・・・・・・・」

水晶の映像が消え、現実に戻っても、オレは一言も発せずにいた。
いや、あれが自分だと認めたくなくていちゃもんの1つでも考えていたのかもしれない。
そんなオレの淡い望みを断ち切るかのように大メイドが言い放つ。

「この後、ラグ様はご自身が気絶されるまでお2人を犯し続けられておりました。
 まだ思い出されないのであれば別の記録をご用意しますが」
「やめてくれ・・・。もう十分だ」

オレはすぐさま新しい水晶玉を取り出そうとする大メイドを止めた。
もう十分だ。これ以上あんなものを見せないでくれ。
オレはこの時になってミミだけでなくオルゾスまでモノ扱いしてしまったことを自覚した。
それと同時にオレは自分自身に恐怖した。
確かにオレはキレると何をするかわからないところがあった。
ミミはそれを知った上で受け止めようとしてくれた。
なのにこれは何だ?
オレはミミに甘えたばかりか、別の女まで襲って狂わせた。
最低だ。オレの心の中には大切なものを傷つけた絶望と自身に対する恐怖に支配されていた。
どうする。どうすればいい?
オレは真っ暗闇の中で探し物をするかのごとく、足りない頭をフルに使って解決法を考えた。
この時オレは気づいていなかった。
なぜ、この大メイドはオレに昨夜の記録を見せたのか。
いや、そもそもなぜ昨日の記録を持っているのか。
いつどうやって記録したのか。
オレは何一つ気づいていなかったのだ。
そしてその答えが今出されようとしていた。

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