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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 57


「・・・・ッ、・・・ッ!!」

水晶玉から伝わってきたのはオレとミミが激しく交わる映像だった。
何か言っているようだが、声は聞こえてこない。
伝えられるのは映像だけのようだ。
・・・。あの時はキレてて覚えとらんかったが、オレはあの時、あんなに激しくヤッとったのか。
ミミのほうは体力を使い果たし、息も絶え絶えだと言うのに、オレのほうはそんなことにも気づかないで彼女を松葉崩しの体勢で犯していた。
・・・あ、イッた。
オレが腰の動きを止め、精液をミミの子宮に流し込む。
ミミのほうは小刻みに身体を痙攣させている。
あの様子だと、オレ以上に絶頂に達しているのだろう。
しかしオレの暴走はまだ終わらない。
しばらくするとミミのおっぱいをつかみ、正常位にもっていって再び腰を振り始める。
体力の限界に達しているミミにもう反応はない。
完全にグロッキー状態だった。

(・・・・・・・・)

オレはこの光景に絶句した。
確かにオレはミミを自分のモノにした。
初対面でひどいことをやってしまった。
しかしこれはそれ以上の光景だった。
事前に生きていることを教えてもらわなければ、腹上死させちまったんじゃないかと思ったほどだ。
だがオレは忘れていた。
悪夢はまだ終わっていなかったことを。
ミミだけでなく、オルゾスも病院送りにされたことを。

「!」

突然、痙攣したかのように『何か』に反応するオレ。
そしてゆっくりとこちらを向くと、自分でもぞっとするような不気味な笑顔を浮かべた。
まるで、新しい獲物を見つけた捕食者のように。
次の瞬間、獣と化したオレは呆然と見つめるもう一人のオレに向かって飛び掛ってきた。
伸ばされた腕はオレの顔面に向かい・・・突き抜けた。

「!?」

そう、オレは思い出した。
今見ているのは水晶玉の映す過去の映像に過ぎないことを。
つまりさっきのはオレを狙ったわけでなく・・!
そう思い、振り返った先にはいつの間にか目覚めて逃げようとしていたオルゾスが捕まっていた。
先ほどのオレは逃げようとする彼女に気づいて、それを捕らえたのだった。
そこから先は詳しく語る必要はないだろう。
獣と化したオレはそれからオルゾスを執拗になぶった。
初めてミミを襲ったときとは比べ物にならないほど時間をかけてじっくりと。
あえて挿入はせず、ただ何回も何回もオルゾスの身体を昂らせるのだ。
イカせることは1回もない。
イキそうになると熱が引くまで手を止め、頃合を見計らってまた弄ぶ。
それは一方的な性の暴力だった。

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