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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 52

その証拠に、ミミはあれほど執着していたキスをやめ、オレに哀願してきた。

「ら、らくさは・・・。ひ、ひれへ・・・。
 ひへへふはは・・・。ほう・・・はまん・・・れひない・・・」

呂律が回らない状態だったので、言ってることはわからなかったが、意味は十分に伝わった。
しかしオレはまだ挿れない。
今回の交わりで、オレは一匹の獣になるつもりなのだ。
コイツにはその全てを受け止めてもらわねば。
そのためにオレは最後の確認を取る。
コイツが、本当にオレの所有物になるだけの覚悟と素質を持っているかを。

「・・・挿れてほしいか?」
「あ、あ、あ」

首を縦に振って即座に肯定。

「その代償がおまえの命でも?」
「あ・・・?」

今度は首を振らない。質問の意味がわからないようだ。
まだ物を考えられることにオレは正直驚いた。
・・・いや。目の前の快楽に手に入れようと必死なのかもしれない。
「正直、オレも我慢できそうにねえ。
 だけど今ブチ切れたら、おまえを腹上死させかねねえ」

本当だ。実はさっきから時折感じていたあのドス黒い何かが、理性の鎖を引き千切ろうと暴れ狂っているのだ。
今キレたらどうなるかわからない。

「それでも、いいか?
 おまえはさっき、身も心もオレのモンだと言った。 でも今ならやり直しが効くぞ?
 オレのくだらない欲のために死ななくてもいいんだぞ?
 さあ・・・どうする?」

できるだけ優しさを装って聞いてみる。
最もどう答えても狂うほど犯しぬく結果は変わらない。
今さら逃がす余裕なんてない。
これはコイツの覚悟を試す通過儀礼に過ぎないのだから。
長いようで短い逡巡の後、ミミはゆっくり答えを出した。

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