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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 42

「・・・・」
しばしの黙考の末、オレはオルゾスの元へ歩いていった。
「どうするか、決まったようじゃな?」
「ああ。コイツはオレがもらっていく」
選んだ選択は3。いくら命がけで闘ったとは言え、これほどの美人を前に無視や抹殺なんてできやしない。
「よ・・・っと」
意識の戻らないオルゾスを肩に担ぐ。
予想より重かったが、運べないほどではない。
女の子はみな軽いなんて物理法則を無視した常識なんてありえないのだ。
さて、では公約どおり、コイツの全てをもらっていくか。
「おい、ロカのねーちゃん!勝者は敗者のモン全部持ってっていいんだよな?」
「・・・?ああ、確かにそう言ったが?」
何を今さら、という表情で答えるロカ。
そうだよな、普通はオレがオルゾスをもらって終わりだと、そう思うわな。
でももらえるものは『敗者の全て』だ。
コイツ1人では一部であっても全てじゃない。
だから、言う。
「じゃあ約束どおり、コイツとその部下をもらっていくぜ」
「なっ?!」
空気が一瞬にして凍りつく。当然の反応だ。
しかしそうでなければ話が合わない。
「ご、ご主人様?」
ミミもさすがにそれは欲張りすぎでは?と言わんばかりだ。
「何驚いてる。当然だろ?敗者は勝者に全てを奪われる。
 地位も財産も自分自身すらも。ならコイツの部下だってオレのもの、だろ?」
オレはオルゾスの白桃のような尻を叩きながら、声高らかに言い切った。
オレ1人でコイツ運ぶのは重労働だからな。
手伝いの1人や2人もらってってもかまわんだろ。
しかしオレは忘れていた。目の前にいるロカとカグラの2人は、オレの予想をはるかに上回る人でなしだということを。

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