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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 40

そして、オルグスはふらふらしてるにもかかわらず突進してきた。
しかし、先ほどまでの速さはすでにない。
もはや気力だけで動いている状態。
その根性だけは立派なものだが、その行為自体は決して誉められたものではない。
むしろ見苦しいくらいだ。
止めを刺してやるのがせめてもの情けだろう。
「グルアァァァァッ!」
ダン・・・!
吼えるオルゾスに向かってオレは再び前に跳んだ。
先ほどと同じように。
しかしその動きは早く。
「敗者は黙って・・・!」
そして着地を待たずにそのまま必殺の蹴りを放つ!
「勝者に従やぁっ!」
ドゴッ!・・・ズズゥン!・・・・
確かな手ごたえ。
カウンター気味に当たった蹴りを食らい、悲鳴を上げる間もなく吹っ飛ぶオルグス。
いくら奴が頑丈とは言え、あれを食らっては立ち上がれまい。
しかし参ったな・・・決めゼリフ、トチっちまった。
「あー、しまんねえな・・・」
苦笑いしながらオレは勝利の美酒に1人酔いしれていた。
にゅにゅにゅ・・・・・
動かなくなったオルグス。それが人型に戻っていく・・・。意識をなくしたようだ。
「あらあら・・・倒れちゃいましたねえ〜」
「思ったよりやりますな。」

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