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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 39

「グオッ・・・」
掌底をまともに食らい、よろけたところに今度は返す刀でみぞおちにエルボーを放つ。
しかし思った以上に厚い腹筋に阻まれ、2〜3歩後ろに下がらせただけだった。
「・・・・」
あまりの不愉快な結果にオレから笑顔が消える。
今のオレにはオルゾス『で』遊ぶ気こそあれ、戦うつもりはなかった。
それが何だ。
こっちは向こうの攻撃でボロボロだってのに、向こうはこっちの攻撃が通じないと来てる。
ウザい。ムカつく。
そんな怒りの感情がオレの中でふつふつと湧き上がってきた。
再びオルゾスがパンチの乱打を浴びせる。
うっとおしい。
力しか能がないくせに乱打なんてしてくるな。
軽く、跳ぶ。
激しく繰り出される乱打の嵐の中に。
「ガアアアァァァァッ!」
しかしパンチ一発当たらない。
当たり前だ。
オレは奴の攻撃の死角である懐にもぐりこんだのだから。
間髪入れず今度は垂直にジャンプ。
さっきのエルボーでボディーを狙っても意味がないのはわかっている。
だから狙うのは・・・。
ドゴッ!
「ブエッ!?」
喉に渾身のパンチを食らい、怯むオルゾス。
「ゴフッ!ゴフッ!ゴフッ!」
かわいそうに、苦しみのあまり、たまらずひざをついて悶絶する。
いいのかい?そんな前傾姿勢でいると・・・。
バキィッ!
オレのハイキックがオルゾスのこめかみを正確に射抜いた。
倒れるオルゾス。
気絶こそしてないようだが、さすがに脳震盪を起こしてふらふらしている。
その目には明らかに怒りと動揺の色が浮かんでいる。

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