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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 21

「そ、それは間違い無い!」
「OK。信じよう・・・。あの部下がいる辺りなんだな」
五人の部下達が今も懸命に扉を押している辺りを指差す。
「ああ、そうだ。」
「よし・・・、お前らどけ。」
部下達を下がらせる。確認の為、壁を叩く。
(確かにこの先空洞になってるな。)
幾つかの場所を叩き空洞(恐らく通路だが)の真ん中を探り出しそこに立ち、拳を目一杯振りかぶり

「お、おい。何を・・・、まさか!」
「その・・・まさかだぁぁぁ!!!」
おもいっきり目の前の壁を殴った。

ドガァァァァン!!!

両開きの扉の片方がへしゃげながら吹き飛ぶ。
「・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・。」
全員唖然としている。しかも仲良く揃って口全開。ある意味壮観だ。そんなマヌケ面共に
「・・・おい。」
「!っ、あ、は、はい!」
「これ、押すじゃなくて引くじゃねーか。ば〜か。」
クスクス・・・。
「!」
「面白そうだったから黙っていたんだけど・・・。
 なかなか楽しませてくれますね」
バカ女率いるアホ部隊とのやり取りをずっとみていたのだろう、あのカグラとかいう謎の女の声がした。
しかし面白そうの理由で壁1枚壊させるか、普通。
「少々お待ちください、今明かりを点けます」
その一言で、暗闇に包まれていた空間がその姿を現した。
そこは今までの回廊からは想像もできないような、まるで一国の王との謁見の広間を思わせる空間だった。
天井の中央で苔の光を受けて輝くシャンデリア。
入り口から奥の階段、玉座に向かって伸びる赤い絨毯。
壁や玉座のまわりに並んでいる、アホ部隊とは明らかに格の違う兵士たち。
そして・・・。

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