モンスターハーレム 184
「お、落ち着けサルスベリっ!?
女同士じゃうまく行かないって言ったのはおまえだろッ!?」
「うるさい。黙って私を食え」
「・・・ハイ」
ダメだ。完全に目が据わっている。
と、とにかく一刻も早く房中術とかいうのを完成させて、狭霧を治療しないと!
だがそのためにはサルスベリをどうにかしなくてはならない。
オレは脳みそをフル回転させて打開策を講じる。
(・・・あ!1つ思いついた!
・・・でもこれ、やったら後で死ぬほど痛い目に合わされるんだろーなー・・・)
だが狭霧の命がかかっている以上、引くわけにも行かない。
オレは大義名分を掲げてサルスベリに声をかける。
サルスベリはオレたちにかけた強壮剤入りオイル(勝手に命名)でヌルヌルになった身体を、オレにまとわりつかせていた。
「サルスベリ?早くオレに犯してほしいか?」
狭霧の秘裂にゆっくりと出し入れしながら、できるだけ刺激しないように聞く。
「あ・・・たり前だ!さっ・・・さと、しろっ!」
サルスベリはオレの背中に大きく膨らんだ乳房をこすりつけながら肯定。
乳首がこすれて気持ちいいのか、息遣いは荒く、固くしこった乳首から母乳を断続的に噴き出させていた。
そこでオレはすかさず言う。
それは狭霧にとっては拷問、サルスベリにとっては天啓のような言葉だった。
「だったらオレの相手をするより、狭霧をたっぷりイカせてやったほうがいいんじゃないか?
狭霧が気絶すれば、その分オレも狭霧に気を使わなくていいから楽だし」
「なっ・・・!?」
「・・・そうだな。
早く終われば、それだけ性欲を解消できるわけだしな・・・」
「ま、待てっ!
房中術では男と女がうまく気を同調させれば効果が増加されるとも言うぞッ!?
オマエは術の効果を見たいのではなかったのか?!」
性的なことへの恐怖からか、狭霧が慌てた様子でサルスベリを止める。
だが性欲に意識のほとんどを奪われたサルスベリに、そんなことなどどうでもよかった。
「うる・・・さいッ!術など効果があるかさえわかれば十分だっ!
さっさと気絶してそのくわえ込んでいるものを私によこせッ!」
普段の彼女ならまず絶対にありえないセリフと行動だ。
日頃から研究ばっかりやってそうだし、その反動もあるんだろうな。
許せ、狭霧。
オレにはサルスベリの相手をしながら房中術をやるなんて自信は、ない。
おまえを救うためにも、ここは1つ潔くあきらめてくれ。
狭霧の怒り心頭の視線に、オレは謝罪のアイコンタクトを送ると早速房中術を次のステップへと進ませた。
これ以上狭霧の怒りのまなざしに耐え切れなかったから。