モンスターハーレム 183
「うるさい。こっちは早くオマエに身体の隅々まで味わってほしくてウズウズしてるんだ。
さっさとその女の治療を済ませて私を魂の髄まで蹂躙しろ!
でないとこっちからオマエを食らってやるぞ!?」
・・・ダメだ。コイツ、性欲が我慢の限界に達して狂いやがった。
早く済ませろというあたり、まだマッドサイエンティストの顔を残しているが、もはやそれも時間の問題だろう。
とにかく狭霧には悪いが、早く房中術の治療を早く済ませないと狭霧の命が危ない。
オレは心を鬼にして硬く反り返った剛直を狭霧の秘裂に当てた。
「なっ!?ちょ、ちょっと待て!やめろ!
わ、私はもう大丈夫だからっ!」
「力もろくに入れられないで何ぬかす。
ウブなネンネじゃあるまいし、黙ってヤられてろ」
そしてオレの赤黒く熱した肉棒が狭霧の中にもぐりこんだ。
ブツッ・・・、
「あぐ・・・っ!」
へ?今の『ブツッ』って何かが切れるような感触はナニ?
オレは何気なく狭霧とオレとの結合部分を見る。
秘裂から出ていると思われるいくつかの赤い筋。
狭霧の顔を見る。
明らかに快感ではないモノを感じて苦しそうに喘ぐ狭霧。
ここから導き出される答えは・・・。
ポク・・・ポク・・・ポク・・・チーンッ!(古典的表現)
その瞬間、一気に血の気が引いた。
「お、おまッ・・・処女ぉッ!?」
「う・・・うるさいッ・・・!しょ・・・処女で悪いかッ・・・!?」
「い、いやそーゆーことでは・・・っ!」
信じられん。全くの予想外だ。
オスのいない魔物が処女ってのならともかく、この世で地上で栄華の限りを尽くしているであろう人間の狭霧が、まだ男を知らなかったとは!
せ、せめてそれを知っていたら、もう少し優しくしてやったものを・・・!
遅すぎる後悔と罪悪感でもがくオレと、あまりにも乱暴な処女喪失の痛みで動けなくなっている半死人。
房中術のことも忘れ、固まっているオレたちに救い(?)の手が死角からゆっくりと伸びてきた。
「貴様ら・・・!さっきから何をチンタラやっている!
こっちはいいかげんガマンの限界だと言っているだろうがッ!!」
サルスベリだ。永遠とも思える短い時間、おあずけを食らってきた彼女は、まるで進まない治療に業を煮やし、強引に割り込んできた。
「もうガマンできん・・・!
もうこうなったらこの人間ごと私を食わせてやる!」
「ちょ・・・ちょっと待て、サルスベリ!
今は房中術の最中なんだ!オマエの乱入で失敗なんぞしたら・・・!」
「そんなこと知るか!無理にでも私をオマエに食わせる!!」
こうして治療の名目で始まった狭霧とのSEXは、サルスベリを交えた3Pローションプレイへの変更を余儀なくされた。