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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 180

ちょっと悪戦苦闘しながら狭霧の唇をこじ開け、中に舌を侵入させる。

「ん・・・ちゅっ・・・」

魔力を奪ってきたのと逆の手順で力を送ってみると、狭霧は反応してかすかに呻く。
しかし声を出すだけで、目覚めるとか舌を絡めあうとかそういった反応はない。
オレはディープキスを続けながら、右手をそっと背中に回した。
人差し指に魔力を込め、それを塗りこむように狭霧の背筋をなぞってみる。

ビクビクッ!

瞬間、狭霧は敏感に反応して痙攣を始めた。
あまりの反応に、手順か何か間違えたかとびっくりしたくらいだ。

「バカ者。そんな大量の力を無理に注ぎ込むな。
 力を注ぎ込む各入り口にはそれぞれの許容量があると言っただろう?
 それ以上の力を送り込めば治すどころか、逆に殺しかねないぞ」
「う・・・うるせえなっ。
 こんなやり方で人を治したことがないんだから仕方ねえだろっ!」

人を治すという行為自体始めてのオレに、セックスしながら治療するなんて難しいことが簡単にできるかっ。
しかし早く房中術の有用性と自らのほてりの沈静化を望むサルスベリは早く済ませろとばかりにオレを叱責し続ける。
くそっ。これが終わったら覚えてろよ?
オレはギャラリーの視線を疎ましく思いながら、耳たぶ、首筋。指と思いつく限りの性感帯に微弱な力を送り込む。

「ンっ!あ、ああン・・・!」

力を送り込まれて感じているのか、それとも感じやすいタチなのか。
オレの舌が性感帯に触れるそのたびに、狭霧は甘い声を漏らす。
呼吸もわずかながらではあるが荒く、顔色もかすかに赤くなっている。
・・・ヤバい。狭霧の生死を決める瀬戸際だってのに、やたらかわいく見えてきた。
夜這いをかける男の気持ちがわかって・・・ああ、何考えてるんだオレは!?
気をつけねえと目的を忘れそうになってしまいそうだ。
オレは必死に治療のため治療のためと自分に言い聞かせながら右手を狭霧の胸に回した。
着ていた巫女装束からはよくわからなかった狭霧の胸は意外と大きかった。
大きくなる前のミミの胸よりちょっと大きいくらいだ。
狭霧って着やせするタイプなんだな、などとまたもや脱線しかけながらも、乳もみを開始。

「ンッ・・・!あッ!」

すると狭霧は今まで以上に大きな嬌声を上げた。
あまりの大きさに、一瞬目覚めたんじゃないかとビビってしまったくらいだ。
どうやら狭霧の弱点を突いてしまったようだ。
とりあえず力を注ぐポイントが見つかったんだから、喜ぶべきことなんだろーけど・・・。
妙に心臓に悪いな、これ。

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