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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 178

「何、簡単なことだ。その人間を抱いた後、私を抱け。
 いや、私だけではない。
 オマエの犠牲者となった魔物、総勢145人を全員満足するまで相手しろ」
「・・・はい?」

予想だに・・・いや、ありえない話の展開に、オレは怒りを忘れた。
きっとこのときのオレは、さぞかしマヌケな表情をしていたに違いない。
145人は多すぎるだろとか、どこのご都合話だとか、あまりにツッコミどころが多すぎて、何を言ったらいいのかわからなかったのだ。
混乱通り越して呆気に取られるオレに、サルスベリは艶っぽい視線を視線を送りながら語りだす。

「どうした?犠牲者の数に驚いたか?
 自分を抱けと言ったことに驚いたか?
 だがこれは現実で、全てはオマエのやったことだ。
 見てみろ。私のこの身体を・・・」

サルスベリはそう言うと、破れた白衣を脱ぐ。
急に大きくなったせいか、白衣の下には何も身に着けておらず、以前のツルペタボディの持ち主と同一人物とは思えない豊満な肉体があらわになる。
だが目に留まったのはそんなことではない。
目にすべきは乳首と股間に貼り付けられた白いパッドだ。
そこからはとめどなく母乳と愛液があふれ、パッドを役目も果たさぬほどに濡らしていた。
サルスベリはパッドを外そうと手をかけると、クチュリと音を立てて染み込んだ液体がボタボタと垂れた。

「ンっ・・・♪お、驚いたか?
 これが暴走中のオマエがやらかしたことだ。
 今やオマエの犠牲になった我々は、オマエにこの身体を食ってほしくて仕方がないのさ。
 いや・・・違うな」

サルスベリはそう言うと、固まったオレの顎をおもむろにつかむ。
すぐ間近までにせまったサルスベリの顔。
よく見れば頬は紅潮し、呼吸もわずかながら荒い。

「我々はオマエに全てを捧げたいと思っている、だな。
 これがオマエに犯された魔物たちの持つ感情なのか?
 オルゾスが狂ったのもうなづける。
 身も心も、魂さえもオマエに捧げたい。
 いっそ文字通りオマエに食われて、血肉の一部になるのもいいな。
 オマエは私たちをそういう風に作り変えたんだ」

鳥肌の立つほどの色気を放ちながら語るサルスベリ。
こんな状況でなかったら、大抵の男は一瞬で理性を失い、彼女に襲いかかるだろう。
だがオレにはサルスベリを襲おうなんて考えは毛の先ほどもなかった。
むしろ彼女から逃げ出したいとすら思った。
あれほど憎み、復讐したいとすら思ったのに・・・。
今は彼女が怖い。

「さ、どうする?
 その人間を見捨てて保身に走るか・・・?
 それとも我が身を捨てて私たちを救うか・・・♪
 選ぶのはおまえ自身だ」

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