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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 17

「そして私はここの警備部隊長を務めるリザードマン種のリザだ」
「リザードマン(トカゲ男)?女なのに?」
あまりに違和感のある自己紹介に思わず聞き返してしまった。
「よく言われる。確かに我々の種族はオスが圧倒的に多いからな。
 だがオスがいる以上、メスがいたっておかしくあるまい?」
遠回しに自分は希少な存在なのだぞ、と少し自慢げに言う。
しかしオレにはそんなことはどうでもいい。
「はいはい、わかったわかった。
 で、最後の質問の答えは?」
ピクっ、
何気なく聞いた瞬間、リザと名乗る巨乳角女の歩みが止まった。
「い、いや、それについては本当に何も知らない。
 本当に何も知らないんだ」
・・・怪しい通り越して哀れなくらい動揺している。
これが演技ならよほどの大根役者か、名女優だな。
「オレの言葉が聞こえなかったか?
 オ・レ・は、知っていることを、全て!
 は・な・せ、と言ったんだぜ・・・!?」
ビクッ!
盛大にもらしたときの記憶が蘇ったのか、
顔は青ざめ、見てはっきりとわかるくらいに震えだす。
「ほ、本当に何も知らないんだ!
 わ、我々は・・・!」
「そう頼まれただけ、ってか・・・?」
「・・・!」
まわりの兵士たちが息を呑むのがわかる。
これ以上の言い訳は通用しないとわかったからだ。
鎧兵士たちは希望にすがるような視線で(と言ってもフルフェイスの兜で顔なんて見えないが)巨乳角女を見つめた。
追い詰められたリザも何もできない。
また盛大におもらししてしまうのか、と思われたそのときだった。
(そのくらいで許してください。彼女は何も知らないんですから)
「!?」
突如、女性と思われる何者かの声が響いたのだ。
「か、カグラ様っ!」
「カグラ様だ・・・!」
その声に再びざわめくリザたち。

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