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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 142


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「グロアァァアァッ!!」
「ふあッ!?だ、ダメッ!抜かないでぇ!」
「ああ・・・もっと・・・もっとぉ・・・!」

性欲と食欲を満たしたオレは、もうおまえらには用がないと言わんばかりに抱いていた女を放り捨てた。
しかしそれでも熱冷めやらぬ反対派のザコどもは、また抱いてもらおうとオレににじり寄ってくる。
しかしオレはそんな彼女らのことなどすでに頭にはない。
彼女らの手がオレに触れるより先にオレの姿は掻き消えていた。

「ッ!?」

次の瞬間、オレは10メートル以上の距離を一瞬でつめて青髪の前で剣を振りかぶっていた。
信じられない事態に、テス将軍はとっさに防御するが・・・!

ザシュッ・・・!

オレの振り下ろした斬撃はテスの左肩に深々と食い込んでいた。
一瞬の出来事にオルゾスたちは驚愕し、テス将軍は驚きと激痛にその端正な顔立ちを歪ませた。
ちなみにオレは別にテレポーテーションをしたわけじゃない。
両足の筋肉をフル稼働させ、瞬間移動と錯覚させるほどのスピードでジャンプしたのだ。
それも地面スレスレに。
あまりのムチャぶりに、両足が悲鳴を上げているが仕方ない。
戦闘能力の高いコイツを先にしとめておかないと、とても残りの連中をしとめる自信がなかったのだ。
しかし驚いたのは連中だけじゃない。オレ自身も驚いていた。
オレはテスを一刀両断するつもりで振り下ろしたのだ。
なのに鎧のない部分にヒットしたにもかかわらず、剣は食い込んだだけで一刀両断には程遠い有様だった。

「ぐっ、ううぅ・・・!」
「!」

テスは激痛に悶えていたが、おもむろに右の手のひらをオレにかざす。
その瞬間、彼女の右手は石のように固い槍の嵐へと変化してオレに襲いかかった!

「テスさま!御免ッ!」

至近距離での連続攻撃に、死を覚悟したオレを救ったのはオレの下僕となったオルゾスたちであった。
ナナリの矢がテスの肩を射抜いて怯んだスキを突いて、オリオールがオレを突き飛ばす。
吹っ飛ばされたオレの身代わりとなったオリオールは突き飛ばした次の瞬間、槍の嵐に襲われて吹っ飛ぶ。
死んだか。オレはそう思った。
少なくとも直撃を避けたとは言え、全身切り傷・擦り傷だらけになっているのだ、助かる見込みはあるま・・・い・・・?

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