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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 139


「お・・・おお・・・ッ!」
「ひああっ!?は、入んないっ!?
 そ、それ以上入れられたら、子宮が壊れちゃうよぉっ!?」

まさかここまで敵のレベルが低かったとは。
全くうれしい誤算だった。
レベルが低かったおかげで、奴らは死にかけ、オレと同じように暴走した。
そして本能のまま種を存続させるため、暴走してフェロモン全開のオレに集まってきているのだ。
乱暴なやり方だから、さっきのゴーレムども(アスタビュートたち)より若干質は落ちるが、魔法を使う前に比べれば雲泥の差だ。
・・・後に知ったことだが、この暴走騒ぎで犯された反対派の連中の何人かはオレの子供を孕んだらしい。
しかし暴走するオレはそんなことなど知ったことではない。
ただひたすら貪欲に女を抱き、うまい魔力をかき集めていた。

「おおっ!?」
「い、いくっ!?イッちゃうよぉっ!?」

ドクッ!ドクッ、ドクッ、ドクッ・・・!

数えるのもバカらしくなった何十回目かの射精がオーク娘とゴブリン娘の子宮に注がれる。
その時オレは発情したメスどもとは違う気配を発する存在に気づいた。
・・・1つじゃない。複数だ。
ザコばかりかと思っていたが、ナメすぎていたか。
さすがに何人は骨のあるヤツがいたらしい。
しかし気に食わん。
食事の最中に邪魔されたこともそうだが、群れもせずに1人で突っ込んでくるとは。
別働隊も急いでこちらに向かっているようだが・・・。
やがてその人物は、群がってくるメスどもの影から姿を現す。
軽装の鎧に身を包み、青く短い髪をたなびかせながらやってくるその光景は美しく、どこか物悲しいものを感じさせた。

「・・・私の名前はテス。今この迷宮を騒がせている人造の魔王殿とお見受けするが相違ないか?」
「ウルルル・・・!」

オレは答えない。
本能のままに動いているせいもあるが、相手が油断できない強者であることを直感で察したからだ。
オレは抱いている女を突き上げることすら忘れて相手を見入る。

「・・・いた!」
「ラグさまーっ!」

わずかに遅れて団体さんがやってきた。
面倒な状況に、オレは思わず舌打ちする。

「・・・魔王の仲間、か・・・」
「ッ!?」
「テス将軍!?なぜ、ここに!?」

青い髪の女の姿を確認した女たちは、驚きつつもすぐさま臨戦態勢を取る。
・・・コイツら、仲間じゃないのか?
暴走したオレの愚かな頭は、サルスベリの予測どおり自分の女を仲間と認識することができない。
わかるのは目の前の連中はオレが完全覚醒するためのエサで、青い髪の女は1人でオレと団体さん共通の敵であるということだけ。

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