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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 122

「そうですよ!それに戦力を補強したいのなら、もっと手っ取り早い方法があるじゃないですか!」

オレの楽観的な答えにオルゾスは憤慨し、ラムレーネたちは口々に不満を口にする。
まぁ、連中の気持ちはわからいでもないが・・・。

「時間があればそうしたいんだがな。
 連中がいつ襲ってくるかわからない以上、気は抜けない。
 それにオレの子供産んでくれる大事な女たちに、危ない仕事ばっかりやらせられないだろ?」

その言葉に、狭霧とオレの下僕たちが一斉に顔を赤くする。
特にオレを殺す宣言をしているオルゾスの動揺はかなりのものだ。
ホントはうれしいくせにかわいいヤツだ。

「な、何をバカなことを言っている!?
 さっさと要件を済ませて来い、この強姦魔!」
「お、オルゾス殿!?それは一体どういう・・!?」
「ぬはは、それじゃーな!」

オレは旗色が悪くなる前に、すばやくその場を後にする。
後で狭霧に問い詰められそうな気がするが・・・。
気にしないでおこう。
こうして決戦を前に、オレのパワーアップが開始されたのだった。

まずは身体検査。
何しろここに来るまでに大暴れしたため、全身がすごいことになっていた。
身体の半分が火傷に覆われ、骨にはところどころヒビが入っていた。
さらによく見ると・・・。

「貴様、いったい何をしたんだ?
 両目の視力が著しく落ちているぞ?」

目から怪光線の使いすぎで、視力が極端に落ちていた。
事のあらましを説明すると、

「レーザーアイを使っただと?
 それも魔物を殺すほどの出力で!?」

とえらく驚かれた。
何でもオレが使った怪光線は『レーザーアイ』と呼ばれる高等技で、本来は急所をピンポイントで狙撃する技、それも連続で使用できるようなものではないのだそうだ。

「貴様がやったような使い方をすると、視神経に過負荷がかかってあっという間に失明する。
 視力が落ちただけで済んだのは、驚異的な身体能力と使い始めたばかりだったからだな。
 今度からは乱用は控えろ。
 でないと今度こそ失明するぞ」

幸い、落ちた視力も一時的なもので、すぐに回復すると聞いたときにはマジでホッとした。
今度からは新技思いついても出力は落として使うようにしよう。
ちなみに火傷や骨のヒビもサルスベリお手製の薬で数時間で治るとのこと。
魔物に生まれたことと、丈夫に作ってくれたカグラたちに感謝しなければなるまい。
さて、検査も終わり、いよいよサルスベリはオレに能力を開花させるためのパワーアップのやり方について説明を始めた。

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