PiPi's World 投稿小説

モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 11
 13
の最後へ

モンスターハーレム 13

「・・・わからない。
 気がついたらオレは生き物みたいに生々しい木の中にいた」
オレは2番目の運命を選択した。どれもリスクは高いなら、生き残る可能性が少しでも高いほうがいい。
正直に答えたのは下手にうそをついてリスクを上げないようにするためだ。
しかしその選択は予想以上の波紋を起こした。
「・・・!!う、うそをつくな!
 貴様、なぜ封育樹の存在を知っている!」
高まる緊張感に激しい動揺が広がる。
(しめた!)
何かわからんがあのナマモノ樹木は奴らにとって動揺するほど大事なものらしい。
ここでさらに動揺させられれば逃げられる!
「うそじゃない!
 うそをつくならこんな突飛なことを言うもんか!」
ダメ押しの準備をしながら、言葉を続ける。
次に連中が大きく動揺したときがチャンスだ。
「こっちだって驚いたよ、目覚めてみれば水の中。
 脱出してみれば閉じ込められていたのは、
 肉塊とも木とも見分けのつかない ナマモノ樹木の穴の中!」
と説明している内に違和感が浮かんだ。
何だ・・・、自分じゃないような自分が出てくるような・・・。
自分の中からドス黒い感情が湧いてくる。
「なんだってんだ、あれは!あんな気持ち悪い中に俺を入れやがって!てめぇか!あの水槽の中に俺をぶちこんだのは!!」
いつの間にか俺の中では逃げるから殺すに目的が変わっていた。
「うっ!」
「何だ!コイツ!」
巨乳女とその他大勢が殺気に怯む。
「どうなんだ!答えろよ!!」
更に俺が返答を求めようと睨むと女の後ろにいる奴等数名が倒れる。
殺気にあてられたようだ。
ヤバイ・・・。こいつ等を殺す事以外の事が考えられない。
また1人になってしまう・・・。
とその時腕に震えを感じた。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す