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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 112

「ダメよ。一度襲撃に失敗した以上、今度は前回以上の勢力で攻めてくるかもしれない。
 ううん、それだけじゃない。
 作戦を変更して正攻法から絡め手を変えられたら厄介よ。
 今の状態で待ったほうがいいわ」
「・・・(こくこく)」

リザの意見にサルモネラが首を振って同意する。
とは言え、来るかどうかもわからない襲撃をいつまでも待っていられるはずもなく。
気の短いラムレーネ・アンジェラあたりはイライラして落ち着きがなくなっている。

(・・・そろそろガマンの限界か?)

オルゾスがそう思いかけたその時だった。
尋問を終えたオレが、スッキリとした表情で部屋から出てきた。
その顔を見て、狭霧以外のメンバーは、

(中でずいぶんと派手にヤッたな)

などと軽い嫉妬と羨望のまなざしをオレに向けた。
実際、彼女らの位置からは見えないが、部屋の奥では精液まみれになって気絶した6人の魔物娘が転がっていた。

「待たせたな、みんな。ようやく敵さんのアジトとその人数を把握できたぜ」
背景はともかく、かっこよく登場するオレ。
しかし軽い嫉妬に捕らわれた女たちは、そんなことではごまかされない。

「「ラグさまぁ〜っ!!」」
「ぐべっ!?」

ラムレーネ・アンジェラに体当たりされるオレ。
スライムのラムレーネくらいならまだしも、ミノタウロスのアンジェラのは・・・き、キツすぎる。
しかし吹っ飛ばされるわけにはいかない。
も・・・もし吹っ飛んで、後ろの様子を見られでもしたらっ・・・!
男の見栄を守りたい一心で、痛みをこらえてその場に踏みとどまる。

「あ、あんじぇら・・・お前はもうちょっと手加減して突っ込んで来い・・・!」
「あン、ラグさま、そんなこと言わないで?」
「私たち、早くラグ様に成長した私たちを見ていただきたくって仕方なかったんですぅ」

た・・・確かに成長はしてるけどね。
戦闘力も上がってるのもわかってんだろーが!
ちなみに後でわかったことだが、成長の仕方は各人によって微妙に異なるらしい。
例えばアンジェラ。彼女は大きな胸がさらに大きく成長している。
対する貧乳のナナリの場合は、胸に変化がない代わりに身体の部分部分がきゅっと引き締まってスレンダーな魅力があふれている。
それぞれ魅力を一段と上げた女たちに目を奪われていると、それをたしなめるように狭霧とオルゾスが横槍を入れた。

「ラグ殿。衆目の前だ、少し控えてもらえんか?」
「まったくだ。
 そもそも反対派のことなら、私に聞けばすぐにわかることだろうに・・・」

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