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淫魔界にようこそ
官能リレー小説 - ファンタジー系

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淫魔界にようこそ 53


「も〜ダメ!我慢できない〜っ!!」

ルーラットはそう言うと、剛直を一目見ようとズボンに手をかける。
しかし異世界の、それも男物の服なんて見たことのない彼女は、ベルトやチャックに悪戦苦闘する。
・・・となると当然、雄介の剛直はルーラットの手の中でもみくちゃにされることとなる。

「んっ・・・くぅっ・・・。も〜何これ?どうやって開けたらいいの〜!?」
「むぐっ!?むぐぐっ!?(や、やめっ・・・!き、気持ちよすぎ・・・!)」

さすがにズボンから出してもいない状態での射精なんて恥ずかしすぎる。
雄介は今にも出しそうになりながらも、男のプライドで必死に耐えた。
しかし忘れてはならない。彼が相手しているのは3姉妹。
手持ち無沙汰のレムがこのまま傍観をしているはずがなかった。

「姉さん・・・私も・・・」
「駄目よ、駄目。まずは私が味見・・・じゃなかった毒見をしないと」
「えーっ、姉さん、ずるい。私も私も」

三人の獣人姉妹がぎゃあぎゃあと叫び、雄介はゆっくりと後ろに下がる。
後ろに下がっていても結局のところ、捉えられてる場所は変わらないのだが・・・・、そこでふと雄介は片隅に置かれている何かを見つけた。
・・・・骨だった。それも人骨。

「ぎゃああああああっ!!!!」

悲鳴をあげる雄介に、言い争いをしていた三姉妹たちも気付く。

「どうした? 淫獣でもいたか?」
「そ、それって?」
「ん? それがどうした?」
「いやどうしたって、それって死体の骨でしょ!」
「ああ、淫妖精達と勇敢に戦ったあたしたちの母の骨だ。侮辱したら男といえども許さないぞ」
「ぶ、侮辱はしませんけど・・・・」

ここが異世界だということを本当に認めさせられる。
もしかしたら戦場に放り込まれたら、誰だってこんなことになるかもしれないな。と冷静な自分の頭の隅っこで囁いていたけど、はじめて見た人骨ということでかなりビビッていたのも確かだった。

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