淫魔界にようこそ 26
「いえ、それはちょっと・・・・それより、ここは一体? いや、それよりも先のは一体なんですか?」
「ああ、さっきのですか。あれは転移魔方陣です。貴方をここに呼び出す為の手段―――そしてここは先程言った通り、淫魔界」
「淫魔界?」
眉を潜め戸惑う雄介を白那はどこか恍惚を浮かべ頬を染めた状態で見つめ、やがて、その白魚のような指先で雄介の顎を持ち上げる。
突然のことに目を白黒させる雄介に白那は微笑んだ。
「朱音様の寛大さに感謝しないといけませんわね。貴方を淫魔界に連れてくれば自動的に枷を外すようになってるなんて。・・・ああ、それにしても、なんて美味しそうな方。さすが私達の旦那様になる御方です」
「ちょっと雪村先生。本気でわからないんですけど!?」
本気で戸惑う雄介に白那は不愉快げに眉を潜め、しかし瞳は愉悦と恍惚の光を浮かべて、雄介の唇を奪う。
「白那とお呼びくださいと言ったはずです。ん・・・」
「んん!?」
柔らかな桜色の唇が貪欲に絡みつき、唾液を流し込む。
たっぷりと催淫作用がある唾液が。
「うふふ、たっぷりと可愛がってくださいね。それとも可愛がったほうがいいですか?」
白那の睦言と共に指先がズボンを突き上げる隆起をなで上げる。
それだけで痺れる程の快楽が走った。
そのまま指先はチャックを開き、肉棒を取り出す。
隆々とした肉棒からは既に先走り汁が流れていた。
「ふふっ、こんなに美味しそう・・・・んふっ、ちゅるるっ」
白那の舌がペニスの裏筋を優しく舐め上げる。その度にビクビクと背筋が震え、快楽に我慢汁が滴り落ちる。それを音を立てて白那の唇が啜る。
「ああっ、雪・・・・・白那さん」
「白那と呼び捨てでも構いませんのに、それでもちゃんと下の名前で呼んでくれましたね」
白那は淫靡な色気を漂わせながら肉棒の鞘から、ゆっくりと唇を動かし、肉棒の先端へ。蛞蝓の後のようなテカつく痕を残しつつ、肉棒の先端をその桜色の小振りな唇で咥える。
「御褒美として、このパンパンに膨れ上がった玉袋の中に溜まってる白い膿をたーんと吸い出してあげます」
「それは、白い膿・・・・じゃ、ないっ、のにっ、ああっ」