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淫魔界にようこそ
官能リレー小説 - ファンタジー系

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淫魔界にようこそ 13


「さっきからベラベラ、ベラベラとやかましいんだよ、テメエら!
 今、何の時間だと思ってやがる!!
 今すぐ席に着きやがれ!!」
『は、はいぃっ!!??』

ヤ○ザ顔負けの迫力に、震え上がった生徒たちはあわてて席に着く。
生徒たち全員が席に着いたのを確認すると、謎の女性はゆっくりと教壇へと歩いていく。
いきなりのことでみんなびっくりしているが、教室に殴りこんできたのは見たこともない、長身の女の人だった。
おそらく今朝からウワサになっていた教育実習生の1人だろう。
「豚村先生!?」
「は、はいぃっ!?」
「このクラスは先生の担当でしょう!?
 これは一体どういうことです!?」

長身の女性は豚村を捕まえるなり、いきなり説教を始める。
その風格はベテラン教師みたいで、とても教育実習生とは思えない。
先生のタマゴに叱られる豚村に同情しつつ、雄介は殴りこんできた彼女を観察する。
180センチくらいはありそうなその女性は、その気性を表すかのような赤い髪をまとめ、動きやすさ重視の青いジャージを身に着けていた。
女性がこういう格好をすると、たいてい色気が半減してしまうものなのだが・・・。
彼女の場合は違っていた。
健康的な色気とでも言うのか、にじみ出る色気がジャージに収まりきれていないのである。
すっぴんの顔立ちがいいのもその1つなのだろうが・・・。
彼女のプロポーションがジャージ越しからでもわかるくらいにスタイルがいいのである。
そのあまりの美しさに、一部の生徒たちは恐怖を忘れて怒り狂う教師に見入っていた。

「・・・ん?オマエら!何、人のことをジロジロ見ている!?」

その視線に気づいた実習生は、怒りの矛先を生徒へと向ける。

「事の原因はオマエらにあるってのに・・・。
 反省してんのか!?
 特にそこのオマエ!」
「え!?」

いきなり名指しされて驚く雄介。
雄介が慌てふためいている間に、赤髪の先生はツカツカと目の前まで迫っていた。

「何だらしない顔でオレを見てんだ!?
 叱られて欲情でもしたか、コラ!」
「いっ、いえ!そ、そんなことは・・・!?」
「なんだぁ!?何ビクビクしてやがるっ!!
 テメエ、それでも男かッ!?」
すごい剣幕で迫られ、しどろもどろになる雄介に、赤髪の教師は突然ある暴挙に出た。

ガシッ!

「あうっ!?」
『!?』

何を思ったのか、彼女は雄介の股間のモノを無造作に握りつかんだのだ!
いきなりの事態に、周囲の生徒たちが一瞬ざわめく。
が、赤髪教師のひとにらみで再び口をつぐむ。
一方、大事な息子を人質にとられた雄介はとてつもない快感に襲われていた。

(なっ、何だコレ!?すっ、すごい気持ちイイっ!?)

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