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淫魔界にようこそ
官能リレー小説 - ファンタジー系

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淫魔界にようこそ 12

それからリザリア先生が泣き止むまで自習となり、その後、先生は自己紹介する前にクラスメイトの女子の玩具となっていた。

「ゴホン!えっと今日からこのクラスの副担任をしてもらうリザリア先生だ。こんな容姿でもリザリア先生は立派な教師だからな。おい、そこ、ちゃんと聴いてるか!」

「リザリアちゃんの髪ってスゴいキラキラしてかわいいわね」
「ねえ、どこから来たの?」
「リザリアちゃん。お菓子食べる?」
「あぁ、髪を触らないで下さい!出身地は一身上の都合で申し訳ないですけど教えられませぇん。あと、お菓子は要りませんから放してぇ〜!」

パシャパシャとアイドルのように携帯カメラのフラッシュがたかれ、机の中央でユラユラと困惑するリザリア先生。その手には女子が持っていた御菓子が握られ、その髪は滑らかな手触りや人工ではなく天然の煌く銀髪に、女子の手が襲い掛かり、様々な髪型へと変わっていく。
見る見る間に、ツインテールやポニーテール、あるいは結い上げた大和撫子風の髪型や三つ編みに、クルクルと変わっていくのを感嘆の思いで観ていた、雄介の周りで男子がざわめく。

「………ありえねぇ」
「ありえねぇよな」
「まったくもってありえねぇ。世界ビックリ不思議発見じゃねぇんだぞ」

男子の視線は収束されてリザリア先生の胸。明らかにスタイルや童顔から逸脱した並外れた乳へと注がれている。
「なんだよ、あの巨乳はッ!!」
「いや、あのスタイルであの胸であれば巨乳というには相応しくない、あれは十二分に爆乳の範囲だ。まさに神の領域だよ」

クラスメイト一頭がいい三井君が眼鏡を指で持ち上げながらキラリと答える。「オオッ」とざわめく男子達の中で雄介は呻く。

「・・・・三井。お前ってそんなキャラじゃなかったはずだろ」
「ふん。あれほどの乳、否、おっぱいを見せられて普通な男などいるはずもない。いるとしたら男として俺は認めん」
「・・・どこぞの獅子座の黄金聖闘士か、お前は」
「ふえ〜ん、誰かぁ、助けてくださぁ〜い・・・!」

教室は混沌の坩堝と化し、生徒たちはやりたい放題。
もはやこの事態の収拾はつかないのか・・・。
そう思われたその時だった。

ドカンッ!

「っるせえぇぇ〜〜〜ッ!!」

教室のドアが蹴破られ、そこから長身の女性が怒声と共に現れた。
そのあまりの剣幕に、喧騒に包まれた教室は一瞬で静まり返った。

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