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気弱な少年とセクシーな仲間達〜第2章〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達〜第2章〜 99

「関係あるわよ。あなたの夫になる人は同時に私の義弟になるのよ。それに、その男はアルフレドの王家の一員になるわけだし、もし変な男だったら困るじゃない。あなたには男を見る目を養ってもらって、そしてしっかりした人を見つけてもらわなければ……」
「よく言うわよ。姉様こそ、もう少し男を見る目を養った方がいいんじゃないの?」
ラティアがすかさず反論する。
「あら、どういう意味かしら?」
「少し考えたら分かるでしょ。姉様がこれまでに交際した連中、みんなろくでもない男ばっかりじゃない」
「あら、例えば?」
「まず、姉様が一目惚れしたとかいう理由で最初にお付き合いした貴族のロバート。竪琴が上手で顔もまぁまぁだったけど、結局それだけだったじゃない。剣術はダメ、学問もダメ、おまけに性格は臆病。で、その人と姉様は最終的に何日続いたかしら?」
「うーん、確か3日くらい?」
「………2日よ。その次は、アルフレド国1の美男子で有名だったジョニー。確か資産家の御曹司だったわよね?」
「ええ、そして彼の時に初体験をすませたのよ」
「………そんなことはどうでもいいの。で、彼をフッた理由、姉様は覚えてる?」
「さぁ、なんだったかしら?」
「早漏よ。彼のペ〇スが早漏だったからって別れたのよ」
「あら。ラティアは処女なのに、早漏とかペ〇スとかいう単語を知ってるの?今の若い子って進んでるわねぇ」
「ね、姉様もまだ10代でょ!!……と、とにかく、姉様はそれからというものの、付き合っては振るの繰り返し。その数、およそ50。いい加減飽きてこない?」
「あら、私はいつも本気よ。惚れっぽくて冷めやすいだけ」
「………その性格もなんとかしたほうがいいわね」
「ふふ、それよりラティア。人のことより自分のことを心配したらどうなの。それに、もうすぐ私、51回目の恋愛するかもしれないわよ」
ここでレシアナ姫の視線が大和の方に向いた。というより、ようやく大和が2人の会話に入ってこれた瞬間でもあった。
「え。……なに?何か言いましたか?」
「何って………。うふふッ、私、年下を囲うのって一度やってみたかったのよね」

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