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気弱な少年とセクシーな仲間達〜第2章〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達〜第2章〜 10

本当は大和もかなり眠かったのだが、基本的にモルティラニアは大和に向かって喋っているために眠るに眠れなかったのだ。
さすがにモルティラニアの顔が真っ赤になる。
「ちょっと!説明させといてその態度は何よ!!」
モルティラニアの透き通る声が叫びとなって飛び出す。
「は、はい!!」
自分が言われたと勘違いした大和は思わず返事した。
「あ、ち、違うわよ??私が言ったのはそっちの奴らよ」

一応弁明するモルティラニアだが、怒鳴りつけたかいあってか、一通り話が終わったことに全員気付いたようだ。
「ちょっと、あんたたち!ちゃんと私の話し聞いてたの?」
このモルティラニアの怒鳴り声に対し、
「え?うーん、どこまでだったかな?カスミ、内容覚えてる?」
「さぁ?『15人の娘を産みたいの』とかいうところまでしか聞いてなかったな。セリスとシホはどうだ?」
ジェンとカスミがあくびをしながら答えた。モルティラニアの額にピクピクと怒りの十字マークが浮かび上がる。
案の定、セリスとシホも真面目に聞いてはいなかったらしい。その返事と同時にモルティラニアの腕がプルプルと震え始めた。
大和は気が気ではなかった。聞く価値があったかどうかはまた別として、モルティラニア自身としてはかなり真面目に話していたからである。
それが、うたた寝や爆睡やら談笑などによる行為で無視されていたのではモルティラニアでなくても腹がたつのは当然だろう。
(……ヤバイな)
目の前のモルティラニアは、今にも槍を持って暴れだす雰囲気を身体中から放出していた。

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