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気弱な少年とセクシーな仲間達〜第2章〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達〜第2章〜 82

犯したい・・・・。エルザトを犯したい・・・・。
そうだ・・・犯すんだ・・・・エルザトを・・・・・・。
「おおおおおおおお!!!」
いきなり大和が異様な迫力を持ってエルザトに斬りかかった!!
「何っ!」
エルザトは驚きつつもとっさに剣で防ぐ。
「エルザト・・・抱かせろ・・・・たあああ!」
ふたたび大和は斬りかかってゆく。
エルザトは右に左に動きながら、大和の、そしてマタの攻撃を避けていた。
「チッ、このままではまずいか……」
大和の斬撃をかわした時、エルザトがそう呟いたのが聞こえた。それと同時に彼女の左手が、腰にさしてあるもう1本の剣に向かって素早く動いた。
とっさに大和が地面を転がる。その直後、エルザトの逆手に握られた剣が、彼の背中を掠めるように振られた。
大和が一旦後退する。しかし、彼の闘気は衰えるどころか、ますます勢いを増していた。
「……エルザト…犯してやる……抱いてやる……抱かせろ……」
「……性欲が君の力となっているのか。しかし、くだらんな。そんな鬼畜同然の力では私に勝つことは出来ない。……永遠にな」両手に剣を握ったエルザトは、侮蔑を込めた声で言った。
大和は発作のような唸りを発しながら、突っ込んだ。挟み撃ちにしようと、その反対側からマタも突っ込む。
「はぁああああ!!」
フシューーー!!
雄叫びをあげながら突っ込む2人。
「なんともお粗末だな」エルザトは呆れて呟いた。
彼女は、いきなり、ものすごい力で2本の剣を渦巻きのように回しながら攻撃してきた。そのせいで、エルザトは刃に包まれているように見えた。
「ぐあっ!!」
何とかガルドで受け止め、攻撃を防いだものの、その衝撃は大きかった。大和は後ろによろめき、派手に尻餅をついた。
マタも同じだった。鋼鉄の皮膚を持つ彼女でも、この攻撃は防ぎようがなかった。体重5tは軽くある彼女の体が、まるで紙屑のように吹っ飛ぶ。

フシュー………

マタが弱々しい悲鳴をあげた。
大和、リクゥ、そしてカルラの攻撃でさえビクともしなかったマタが、たった一撃食らっただけで地面をのたうち回っている。
「マタ!!……くそ、よくもマタを!!」
怒りに身を任せ、大和がエルザトに斬りかかろうとしたその時、
「エルザト。太陽の紋章を見つけたぞ」
不意に男の声がした。
「本当か、テンペスト?」
エルザトが返答した。どうやら、テンペストと呼ばれた男の声は、彼女が握っている2本の剣から聞こえてくるようだ。
「ああ、間違いない。今度こそ、はっきりわかったぜ」
「何処だ?」

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