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気弱な少年とセクシーな仲間達〜第2章〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達〜第2章〜 41

町長室に案内された大和達を山羊のような髭を生やした初老の男が出迎えてくれた。
「私がゴート町長のポーランだ。よろしく頼むよ」
「はじめまして、大和です」
「エドウィンです」
「サリナです。お会いできて光栄です」
大和達が自己紹介をしていく。やがて3人の話が終わるとポーランの視線がカルラに向けられた。
「君は?見たところルカジマの生徒では無さそうだが」
「俺はカルラ。こいつらの護衛を依頼された配達屋だ」
カルラがぶっきらぼうに言った。
「ああ、確か護衛が1人付くと聞いていたな。………ふむ、まぁいい。とりあえずアーカート君からの手紙を貰おうかね」
「あ、はい。えっと……………あった。これです」
大和が皮袋から手紙を取りだしポーランに手渡す。
「どれどれ拝見しよう。………ふむ………うん……なるほど……ほぉ………」
ポーランが手紙に書かれた文字を目でおっていく。そして数分後……
「なるほど、了解しましたぞ。これ、ミシェルはおるか?」
ポーランが大声で叫ぶと、町長室に若い女が入ってきた。
スレンダーな体型の眼鏡をかけた美人である。
「どうしました、お父様」
「うん、すまんがミシェル。例のリジム鉱山の地図を持ってきてくれんか?」
「かしこまりましたわ、お父様」
ペコリとお辞儀をしてミシェルが部屋を出ていった。
「おい、チビスケ。見たかあの女。いい女だと思わねぇか?」
カルラが大和の側で耳打ちした。
言われるまでもなく大和は先程出ていったミシェルに釘付けになっていた。
髪はストレートなロングヘアで、さわやかな感じだった。上品な顔立ちで、目は切れ長、艶やかな唇には淡い色合いのルージュが塗られていた。知的な眼鏡が印象的な女性である。
「ミシェルは私の自慢の一人娘でね。今は私の秘書を担当してるのだよ」
ポーランが笑顔で娘の事を自慢してきた。
それからしばらくの間ポーランが語る自慢話を聞いていると、彼の自慢の娘ミシェルが古びた地図を持って町長室に戻ってきた。
ポーランは彼女から地図を受けとると、
「さて、3人共これを見てくれないか」
カルラ以外の3人を自分の近くに呼び寄せた。
「これはゴートの西にあるリジム鉱山の地図だ。で、早速だが君達に頼みたいことがあるのだ。まず先にリジム鉱山について話すが、リジム鉱山は昔は貴重な鉱石が採れた場所だったのだが、今では何も出てこない只の廃鉱だ。まれに魔物も出没するが大した事はないし、鉱山自体そんなに広くはない。言ってみれば子供の遊び場のようなものだ」

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