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気弱な少年とセクシーな仲間達〜第2章〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達〜第2章〜 250

「アルテミスじゃと!いつの間に」
普段冷静なロウガイが思わず驚愕する。
アルテミスとはサンクキングダムが誇る二大魔法施設、ウィザード魔法研究所とウィザード魔術学校の所長と校長を兼任する天才魔術師で、サンクキングダム最高機関元老院にも名を連ねていた。
齢60を越えても外見は20台と何ら変わらず、男を誘うグラマラスな体型に加え、恐ろしい程に頭も切れることからロウガイの信頼も得ている、まさに大和の相手にうってつけの女である。
ゴルバ、クリムゾン、メインドも、動揺して互いに顔を見合わせたりしている。
トースモア国王は表情を変えず、息子の発言を黙って聞いていた。
アーカートは、魔法学院に携わる者として、アーカートはアルテミスのことをある程度聞いていたから、あまり驚かなかったが、サンクキングダム幹部たちの動揺ぶりにむしろ驚いていた。
そこでヴェインが言った。
「さて、勝手にこれ以上我々だけで話を進めるわけにもいきませんな。入られよ!」
会議室の扉のひとつが静かに開き、1人の女性が入ってきた。
「ほう、これが噂のアルテミス・・・」
入室したのは、身長180cmを超える長身の、非常に整った顔だちの神秘的な美女だった。
そして整った顔立ちに、どこか可愛さも、そして柔和な雰囲気も感じさせる大きな瞳。
白くきめ細かな肌をした顔は、造形の良さをさらに際立たせていた。
魔術師のローブをまとっているが、110cmほどありそうな巨乳がローブの胸を押し上げている。
ローブの色は純白で、首元に蒼いブローチをひとつ着用しているのがアクセントになっていた。
頭はローブで覆わずに、煌く茶色の髪を肩甲骨あたりまで伸ばしている。
全身を覆い、体形をあまり表立たせないローブ姿ながら、隠しきれない色香が漂っている。
「ルカジマの方々には初見ですな。彼女こそは今申した、アルテミスです。」
ヴェインのどっしりした声が通る。
そして、紹介された美女が自己紹介を始めた。
「殿下のお招きにて参上いたしました、ウィザード魔法研究所とウィザード魔術学校の所長兼校長を務めさせていただいております、アルテミスにございます。」
そして優雅に一礼する。


――――――


「う〜ん。気持ちよかったよ。」
「ええ。私も。」
大和とナタリーだ。隠れていた部屋から外の様子をうかがい、とりあえず人がいないのを見計らって外に出た。
「そういえばナタリーはどこへ行こうとしてたの?」
「私?部屋に戻ろうとしてただけよ。」
「じゃあ僕は何をしようかなぁ・・・・。」

「いました!大和殿らしき方です!」
という叫び声が遠くから聞こえた。
廊下のだいぶ向こうにいた、衛士の叫び声だ。
その衛士と、執事服の男性とが、大和とナタリーの元へ走ってきた。

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