PiPi's World 投稿小説

気弱な少年とセクシーな仲間達〜第2章〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 234
 236
の最後へ

気弱な少年とセクシーな仲間達〜第2章〜 236

「ええと……つまり……」
情報を整理すると、すなわち彼女は大国サンクキングダムのれっきとしたお姫様であり、あのヴェインやラクスの腹違いの妹ということになる。目の前に座り込む少女が、気のせいか少しだけ高貴に見えてきた。
「うん。……まぁ、何となく納得は出来たけど……でもいいの?自分がお姫様だってことを僕に話しても」
大和の指摘はもっともだった。今は亡きソフィーやアーカートら重役しか知り得なかったぐらい重要な情報を、あろうことか、たかが魔法学校の一生徒が知ってしまったのである。
いくら本人の口からとはいえ自分が聞いちゃマズイことだったかも、と心の中で悔やんでいると、
「えっ、はぁ、確かにそうかもしれませんけど……」
ナタリーは考え込むように小首を傾け、
「ですけど、特に問題はないと思いますよ。確かに私は王女の立場にいますが、実質権力は無いに等しいですし、それに……」
急に笑みを浮かべた目の前の少女は、自分の人差し指を大和の口元に持っていくと、
「大和さんが誰にも言わなければいい話ですよね?」
そう、囁いた。
「………」
何と答えればよいのか分からず無言のままでいる大和に、
「簡単な事ですよね。特に大和さんなら、口が裂けても言わないでいてくれると信じているんですが……」
と、いとおしげに瞳を見据えながら、ナタリーは徐々に大和の唇に自らの顔を近づけていく。
「も、もちろん。誰にも言わないって約束するよ。神に誓ってね」
すると、
「ふふッ、嬉しいですよ。大和さん」
その言葉と同時に、ピンクのリップが重ね合わされる。女性特有の柔らかく包まれるような感触。しかし、そのなかに漂う妙な初々しさを大和は見逃さなかった。
(もしかしたら、こういう経験が少ないのかな?)
そう感じた大和は、試しに舌をナタリーの口の中へと少々強引に差し込んでみた。と同時に、彼はその可愛らしい乳房をつかみ、その柔らかい感触を確かめていた。
「んっ……」
甘い吐息が彼女から聞こえた。ちゅっ、くちゅと音をたてながら、2人は眼前の異性の唇を吸いあっていく。
一見、お互いに攻めあっているような様子。しかしよくみると、ナタリーの動きはどこかぎこちなく、まるで大和の動きにただ合わせているような感じだった。
(やっぱりやりなれていないんだ。顔にも緊張感が出ているし)
多少の不安に見舞われながらも、大和はゆっくりとナタリーの衣服を一枚ずつ脱がしていった。
「ん、やっぱり恥ずかしい、かな」
「恥ずかしがらなくてもいいよ。……綺麗、すごく綺麗だよ」
語彙に乏しい誉め言葉を口にしながら、大和はナタリーの裸身に見入る。
乳房のボリュームは乏しいが、形は美しいお椀型、スレンダーな女体には充分な大きさだった。乳輪も小さめで可愛らしく、先端の乳首も魅力的だ。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す