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気弱な少年とセクシーな仲間達〜第2章〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達〜第2章〜 226

大和たちは廊下に出る。メモを見てみるとユーナとアンジェリーナの連絡先が書いてあった。
また・・・したいな。そう思いつつ言った。
「はぁー、すっきりした。悩みなんて吹っ飛んじゃったよ。」
1人になりたくて書庫に入った時とはうって変わって清清しい表情の大和。ただし股間は膨らんだままである。
思いっきりセッ○スして中に注ぎ込むと悩みも吹き飛ぶ便利な性格である。
「それはようございました。それでは私はこれにて。」
周りに誰もいないのを確認し、ガルドは魔法剣の姿に戻った。
魔法剣に戻ったガルドを大和が手に取った、その時……
「君は随分と異性から人気があるようだね」
低い朗らかな男の声が聞こえた。周囲に誰もいないと油断していた大和が、驚いて声のした方を見るとそこにいたのは、
「しかし、あの気分屋の姉妹をその気にさせるとは、君には何か特別な魅力があるとしか思えないな」
サンクキングダム王国の第一王子、独眼竜ヴェインが口元に笑みを浮かべていた。
「ヴェインさん、なぜここに?」
「この城のどこに私がいようと、君には関係ないと思うが。むしろ君の方こそ、なぜここにいるのかね?」
「僕は……その……」
そう問われ、大和は返答に窮した。一応先程のガルドと姉妹とのセックスで悩みは晴れたが、それは一時的なものであり、結局のところ悩みの根本が解決されたわけではないのだ。
しばらくの間、大和が黙っていると、
「まぁ、答えたくないのなら別に答えなくても構わんよ。それより大和君、少しばかりついてきてくれないか」
ヴェインはそう言うと、1人で先に廊下を歩き始めた。
「どうしよう、ガルド?」
「そうですね……断る理由もありませんし、素直についていくのも良いかと思います。それに、これは私個人の興味的意見ですが……」
ガルドは意味ありげに言葉を区切ると、
「天才策士と呼ばれた独眼竜が、わざわざ大和様に個人的に用があるというのが、少し気になります。もしかすれば、今後の展開に何か重要な事柄かもしれません。ついていくのも悪くないと思われます」
ガルドの言葉に大和はコクンと頷くと、前を歩くヴェインの後を追った。
ヴェインを先頭に廊下を進み、長い階段を登ると、やがて兵士が扉の前で見張りをしている部屋にたどり着いた。見張りをつけていることから、何か重要な部屋だということがわかる。
「私の私室だ」
ヴェインがそう言って部屋に入る。大和もその後に続いた。
「大和君、掛けたまえ」ヴェインが暖炉のそばの椅子を示した。
部屋の中を見回しながら、大和は腰かけた。彼が腰かける椅子もそうだが、王国の第一王子という身分とは正反対に、ヴェインの部屋は意外と質素なものだった。

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